読書が好きだけどすぐ内容を忘れる…
効率的に知識を吸収したい!
効率的な読書術をまとめました!
これで格段に成果がアップします!
この記事では本から効率よく知識を身につける方法についてご紹介します。
「本を読んでしばらくしたら内容を忘れる。」「読むのが退屈で積み本が多くなってしまう。」という悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。その悩みは読書術を学ぶことで解消されます。本をより速く、より効率よく読むことができればより多くの情報を手に入れることができます。
この記事では分かりやすく解説するために3つのステップ(本を読む前、本を読むとき、本を読んだ後)に分けて解説を行います。これから本を読む人にも分かるようにまとめたので参考にして下さい。
本記事の内容/この記事はこんな人にオススメ
読書をする前
自分のレベルにあった内容の本を選ぶ
本を読むときは自分のレベルにあったものを選ぶようにしましょう。
例えばプログラミングの勉強をしたい場合、初心者の方と経験者の方では前提知識に差があります。初心者の方は入門書をまず読み基礎的な知識を身につけましょう。基礎的な内容がしっかり理解できれば応用的な内容を効率よく習得できます。
ここで、自分のレベルにあった本を選ぶメリットについて紹介します。
・読書にかける時間とお金を有効に使える
・ステップアップする楽しさが味わえる
・どの部分で理解できないか把握しやすい
本のレベルはタイトルやイラストの多さ、目次をざっと見て判断するようにしましょう。
以前私は入門書やマンガで書かれた解説本などがあまり好きではありませんでした。難しい本を2週間ぐらいかけて読むようにしていました。しかし、難しい本を読んだところで内容があまり理解できず時間をムダにしていることに気付きました。それからは一から新しい分野を勉強するときは必ず入門書から勉強するようにしています。
登山初心者がいきなりエベレストに登れないように、知識が不足している状態では専門的な内容を理解できません。「買ったけどよく分からないからそのまま放置している…」ということが起こらないように自分のレベルにあった本を読みましょう!
本を読む目的を決める
「なぜ今その本を読んでいるのか?」という疑問に答えられないまま本を読んでいる場合は時間を浪費している可能性があります。目的を決めずに本を読むリスクは様々あります。
・漠然とした状態で読み進めてしまう
・自分のためにならない本を読んでいるかも
・読んでも気づきや学びが少ない
目的を決めないまま読んでしまうと、「なんとなく良かったな」という感想だけで終わってしまう可能性が高くなります。読む本を決めるときは、今どんな課題を抱えているのかをまず把握しましょう。その上で、課題を解決するために適した本を選びましょう。
例えば、「仕事が忙しくて早く帰りたい」という人は残業しないための方法や仕事術について書かれた本を読むようにしましょう。更に課題を分解して「手戻りが多い」や「メールを作成するのに時間がかかる」という課題を見つけた場合はミスをしない方法や文章を高速に書く方法について書かれた本を読むといいでしょう。
私自身、目的を決めて本を読むようになってからメモをとる量が2,3倍増えました。目的が決まっているとその分アンテナが張られている状態で本を読むことになるので、気づきや学びが多くなることに気づきました。限られた時間を有効に活用したい場合はピンポイントに課題を解決できる本を選びましょう。
同じジャンルの本を複数読む
意外と実践している人が少ないのですが、同じジャンルの本を複数読むようにすると効率よく知識を収集することができます。
「同じような本を読んでも似た内容がかかれているから時間のムダなんじゃないの?」と思われる方がいるかもしれません。ここで、同じジャンルの本を読むメリットについて紹介します。
・繰り返し学習することで知識が定着する
・基礎的な内容がより理解しやすくなる
・知識の偏りを修正できる
・異なる視点を獲得できる
もし複数の本で同じ内容のことが書かれていたらその情報は重要かつ基本的な内容であると判断できます。また、一冊だけしか読んでいない場合知識が偏ってしまう恐れがあります。その点は複数の本を読むことで防ぐことができます。
「メリットは分かったが、やっぱり時間がもったいないのでは?」と思う人がいるかもしれません。実は同じジャンルの本を読んでいる場合、通常よりも速く本を読み終えることができます。なぜなら、前提知識が備わっている状態で読むことができるためです。
もし内容があまりにも類似していたり読んでいてつまらないと思えばスパっと読むのをやめればよいのです。同じ内容を紹介している場合でも本が違えば視点や解説の方法も異なるので参考になる部分が多いです。新しいジャンルを勉強するときに特にオススメな方法なので皆さんも試してみて下さい。
評判の高い本を選ぶ(良本)
「口コミで評判が高かったけどイマイチな内容だったな。」「筆者を調べたら専門家じゃなくて本も参考にならなかった。」という経験をしたことがないでしょうか。
本を読む上で避けたいことに、質の悪い本を読むことが挙げられます。質の悪い本を読むことで時間、お金、情報の3つをムダにしてしまうのでできるだけ質の高い本を選ぶようにしましょう。質の高い本を選ぶ上で私が気を付けていることをまとめました。
・歴史的に評価されていること
・信頼できる筆者が書いている
・信頼できる人からの口コミがよい
・新書は評価が決まってから読む
定番の方法ですが、歴史的に評価されている本は質が高い可能性が高いです。時間というふるいにかけられた上で残っている本なので多くの人に評価されているといってもよいでしょう。
また、筆者も確認するようにしましょう。起業の仕方が書かれている本なのに、起業したことがない人が書かれているといったことがあるので忘れず確認しましょう。詳しくは別の記事にまとめているのでそちらを参照して下さい。
効率的な読書の方法
目次は必ず目を通す
皆さんは本を読むとき目次を読んでいますか?読んでいない人はぜひ読んでみましょう。目次を読むことで、本の全体像を理解することができます。全体像を理解した状態で本を読むと、「今は全体の中でこの部分の説明がされているのだな」と把握することができます。
目次を読んで「自分の読みたい本とちょっと違うかも」と思う場合は別の本を選び直しましょう。「全体像から理解して各部分の説明を理解する」ということだけ覚えておきましょう。
メモをする、本に書き込む
基本的なことですが本を読むときは必ずメモをとりましょう。気になったことや重要だと思った部分、疑問に感じたことは忘れない内に記録をとるとよいです。本に直接書き込むのもよいですし、パソコンやスマホにメモを記録して保存するのもよいです。私は気になった部分をパソコンにまとめていつでも検索できるようにしています。
人間の記憶力を過信するのは禁物です。ついさっき覚えたことなのにすぐ忘れてしまうということは多くあります。「思ったらすぐにメモ」という習慣が読書効率を高めます。また、「本を傷つけたくないから直接本に書き込みたくない」という考え方は禁物です。積極的に書き込んで本を汚して知識を吸収しましょう。もしペンで紙に直接書くことに抵抗がある場合は電子書籍やスマホのメモ帳を活用してみましょう。
考えながら読む
「やっと読み終わった!だけど本の内容があんまり頭に入っていない…」という経験をしたことはないでしょうか。これは本をただ読み進めてしまった場合によく起こります。本から吸収できる知識を増やすためには考えながら読むことが有効です。
・筆者の主張→その根拠を探す
・問題点の指摘→解決策を探す
・専門用語が登場→言葉の定義を探す
・具体例の説明→抽象的な意見を探す
最初の内は難しくて時間もかかると思いますが、慣れればスムーズに筆者の伝えたいことが理解できるようになります。「あれ?」と思った箇所について調べるところから考える練習を始めましょう。
読むスピードに緩急をつける
本は一定のスピードで読むべきと思っている人は多いと思います。しかし、一定のスピードで読む必要はありません。重要な箇所はじっくりと読み、重要ではない箇所は速く読むようにすると効率よく読めます。
読むスピードを柔軟にかえるメリットは様々ありますが、一番のメリットはより速くより多くの知識を習得できる点です。ここでゆっくり読む部分と早く読む部分を比べてみましょう。
・重要度の高い箇所
・自分の知りたい内容
・初めて知る内容
・太字や強調されている部分
・各章のまとめ
・興味の薄い内容
・既知の情報
・補足説明やコラム
・具体例
より速く、より多くの知識を得るためには必要なテクニックなのでぜひ習得しましょう。慣れない内は各章のまとめだけでも重点的に読んで内容を整理するようにしたいですね。
隙間時間を活用する
本を読む時間がないという人にオススメな方法があります。それは隙間時間を活用することです。ちょっとした時間がコツコツ積み重なればそれなりの時間になります。
小さな取り組みかもしれませんが、長期的な視点で考えれば効果は大きいです。代表的な隙間時間についてご紹介します。
・お昼休み
・移動時間
・外食での待ち時間
・電車の待ち時間
・レジに並ぶ時間
ちょっとした時間かつゴールの時間が設定されているものがいいですね。例えば電車の中での読書は、目的駅に到着するまでという明確なゴールがあるため集中して取り組むことができます。
また、隙間時間を活用したいのなら電子書籍がオススメです。さっと取り出して読書を始めるときは、紙の本よりもスマホの方が取り出しやすいためです。
最後まで読まなくてもよい
本を読み進めたものの「あまり参考にならないな…」と感じるときは読むのをストップしましょう。ある程度読み進めたところで参考にならないと感じたら、その先も参考にならない可能性が高いです。読むのをやめて別の本にスパッと切り替えましょう。
「せっかくお金を出したのにもったいない!」という意見もありますが、お金以上に時間がもったいないです。参考にならない本はお金だけではなく時間も失ってしまうため、代わりにもっと参考になる本を読みましょう。
将来の大きな失敗を避けるために、現時点での小さな失敗を受け入れることは読書以外でも大切な考え方です。読むのをやめる勇気をもちましょう。
読書をした後
必ずアウトプットする
本を読み終えた後でぜひ実施してもらいたいことがあります。それは読んだ本の内容をアウトプットすることです。アウトプットすることは単に情報発信するだけではなく自分自身の知識を整理することにも役立ちます。
私自身の経験になりますが、アウトプットをするようになってから読書から得られる知識が格段に増えました。また、読んだ後にも本の内容を忘れにくくなりました。アウトプットするメリットについてまとめます。
・知識を整理して記憶できる
・分からない箇所が把握できる
・記憶に定着しやすくなる
・アウトプットを通して交流できる
その他多数…
まずは人に話したりツイッターに書き込んだりするところから初めてみましょう。アウトプットについてまとめた記事がありますのでよければ参考にして下さい。
気づいた点をまとめて記録する
本に書き込んだ内容やメモしたことは必ず記録として保管しましょう。記録する内容は幅広いですが、まず最初は自分が参考になった部分だけをまとめてみましょう。「なぜ参考になったのか」という根拠を加えられるようになれれば理想的です。
参考になった部分をまとめることに慣れれば、文章形式でアウトプットすることにチャレンジしてみましょう。ポイントは長い文章を書こうと意識せず、短い文章を積み重ねることです。
例えば、400字の感想を書こうと思うと面倒に感じますが、100字の文章を4つ書くと意識すれば書けそうに感じないでしょうか。書くべき文章にはある程度のパターンがあります。一部の例をご紹介します。
・本の概要説明
・特にオススメする点
・他の本と異なる点
・本の中身の引用
・筆者の紹介
・読み終えた後の変化
・今後の生活への活かし方
他にも自分独自の視点で解説できるようになれればいいですね。本の感想を書けないのは苦手なのではなく、文章の書き方を知らないだけです。ぜひ文章の書き方を学びましょう!
得られた知識を関連付け活用する
気づいた点をまとめたら、他の本で読んだ知識を比べてみて関連付けをしましょう。類似している内容はないか、対立する意見はないかを整理してみましょう。
類似している場合は他のジャンルでも応用できる基本的な内容であると言えます。一方、対立する意見については自分なりに考えて理解を更に深めることができます。ここで具体例を見てみましょう。
節約術と時間術の本を読んで学んだこと
・クーポンを有効活用するべし
・小さな時間を見つけて短縮しよう
それでは、時間をかけてクーポンを使うことは有効でしょうか?答えは人によって変わります。お金の方を重視したい場合はクーポンを使い、時間を大切にしたい場合は使うべきではありません。社長のように収入の高い人にとってはわざわざクーポンを使うために費やす時間の方がもったいないです。
このようにして本を読み終えた後での検討は読書の質をワンランク上げることができます。ぜひ自分の頭で考えて更に理解を深めましょう。
実際に行動にする
アウトプットも行い、自分なりに情報も整理できた。その後にするべきことと言えば実際に行動することです。よく本を読む人であっても、実際に行動に移せる人はごく少数です。せっかく読んだ本の知識を有効活用するためにもぜひ実際に行動してみましょう。
・コミュニケーションの本
→ 積極的に周りの人に話しかける
・料理の本
→ 実際に作っておいしいか確かめる
・文章術の本
→ ブログをはじめてみる
「行動したら失敗しちゃうかも…」と思っている人がいるかもしれませんが、ぜひ失敗しましょう。失敗を繰り返してはじめて成功することができます。小さな失敗を積み重ねることではじめて成功に近づけます。
はじめて自転車に乗れるようになるまでに、何回も転んだ方が多いと思います。失敗はするものと考えると、行動に移すハードルが下がるので皆さんもぜひ行動に移してみましょう!
おわりに
読書の効率を高める方法についてまとめましたが、いかがでしたでしょうか。本を読む前、本を読んでいるとき、本を読み終わった後にそれぞれ効率を高めるテクニックがあるのでまずは実践できそうなところから取り組んでみることをオススメします。量と質を高めることによって今よりも読書を楽しみましょう!
・自分のレベルに合った評価の高い本を読む
・考えながら読み進め、気になった点はメモする
・読み終わった後は必ずアウトプットする