【失敗は最高の学び】失敗学のオススメ本全8冊をご紹介します!

パソコンの前で悩む男性インプット

仕事でたくさんミスして辛い…
どうして人間って失敗してしまうんだろう?

栗山マリ
栗山マリ

人間は失敗する生き物なので気にしなくて大丈夫です!
失敗は成功するために必要なステップだと考えましょう!

この記事では失敗に関するオススメの本をジャンル別でご紹介します。

「失敗ばかりしてしまって周りに迷惑をかけてしまう…」「どうしてミスばっかりしてしまうんだろう…」と自分を責めてしまう人は少なくありません。しかし安心してください。世間を見渡せばたくさんの人が失敗をしています。また、歴史上の偉人や有名企業もたくさん失敗をしています。大切なことは失敗することではなく、失敗から学びを得て同じ過ちを繰り返さないことです。

この記事を読むことによって失敗に関する基礎知識と失敗学を学べるオススメの本を知ることができます。全般編、歴史編、企業編、人編の4ジャンルでオススメの本をご紹介しますので気になった部分だけ読み進めて頂いて問題ありません。失敗から立ち直りレベルアップするためにも失敗を分析して教訓にしましょう!それではまず最初は失敗についての基礎知識から解説します。

本記事の内容/この記事はこんな人にオススメ

・失敗して自分を責めてしまう人
・失敗から立ち直り成長したい人
・過去の失敗から学びを得たい人

失敗について

失敗の原因

様々な分析ツール

突然ですが皆さんは失敗と言えばどのような出来事を連想されますか?よくありがちな失敗をまとめてみます。

よくある失敗談
 ・朝寝坊して遅刻した
 ・コップを落として割った
 ・LINEで誤爆した
 ・車の運転でぶつけてしまった
 ・投資で大損した
 ・お酒で酔っぱらって記憶を飛ばした

個人的な体験談が含まれていますが皆さんの中にも当てはまる方はいるのではないでしょうか?この例からも分かるように、人間はたくさんの失敗を犯してしまいます。「なぜ人は失敗してしまうのか」という疑問に対する回答として、以下の原因が挙げられます。

失敗の原因
 1. 知識不足
 2. 不注意
 3. 手順の不順守
 4. 誤判断
 5. 準備不足

失敗のほとんどはこれら5つの原因に分類されます。例えば、運転中にスマホを見て事故を起こしてしまった場合は2の不注意が原因ですし、信号の赤と青を見間違えて事故を起こした場合は4のご判断が原因になります。自分が失敗してしまったときはこれら5つの内どれに分類されるのかをまず確認するようにしましょう。

失敗から学ぶために

積み上げられた本の山

ここで失敗をしてしまったときの対処法について簡単に解説します。

失敗してしまったときの対処法
 ・状況の整理を行い最優先で対処する
 ・対応完了後に原因分析を行う
 ・原因分析を行った結果を基に再発防止策を検討、実施する
 ・周囲に失敗を共有して同じ失敗を発生させないようにする

よくありがちなパターンとしてミスをした後に動揺してしまいミスを重ねてしまうことが挙げられます。ミスの後にミスをしてしまうとより深刻になってしまうため一旦水を飲んだり深呼吸をするなどして落ち着くことが大切です。また、失敗をしてしまったあとにミスを隠そうとするのもやめましょう。ミスは時間が経てば経つほど重大な問題に発展してしまいがちです。「よくない報告ほど早くするべき」という言葉の通り失敗は隠さずすぐに対処することで将来発生する問題を未然に防ぐことが求められます。

失敗に対する考え方

ロケットと電球を持った女性

「失敗はよくないもの」「成功することよりも失敗しないほうがよい」という考え方をよく耳にします。特に大企業では失敗したときの損失が莫大になるため、いかに失敗をせず無難に仕事を行うことが求められます。しかし実際には、失敗とは成功の反対の意味ではなく成功するために必要なプロセスです

失敗のイメージ図

はじめから自転車に乗れる人はいませんし、いきなり泳げる人は少数派です。たくさんの小さな失敗を経験してそこから学ぶことで自転車に乗れるようになりクロールも泳げるようになります。学びの得られない失敗は避けた方がよいですが、成功に必要な失敗はたくさん経験しましょう。失敗することでレベルアップすることができ、自分の弱点に気づくことができ、現状を変えようという意識が芽生えます。もし失敗に対してネガティブな印象を抱いている人がいれば少し考え方を変えてみましょう。

失敗からの学び(全般編)

失敗学のすすめ

失敗学を勉強する上で鉄板とも言える本がこちらです。本書は失敗から学ぶことに焦点を当てどのようにすれば失敗から知見を得ることができるのかが体系的にまとめられた一冊です。本書のポイントを一部抜粋します。

本書の内容(一部抜粋)
 ・原因分析と責任追及は切り離して行う
 ・失敗を受け入れられる人は成長できる
 ・なぜ失敗したのかを一人称視点で分析する
 ・他の人の失敗から学び同じ失敗を繰り返さないことが重要

失敗学についてとりあえず知りたいという方はこの本から読んで勉強することをオススメします!

失敗学の科学 失敗から学習する組織、学習できない組織

こちらの本は主に組織の失敗についてまとめられており「なぜ同じような失敗が繰り返されてしまうのか」について解説されています。医療や航空分野と言った失敗が命取りとなる業界における事例が具体的に紹介されており企業の勉強にもなります。失敗について学びたい人はもちろん組織論に関して知りたい人にも読んでもらいたい内容です。

失敗からの学び(歴史編)

失敗の本質 日本軍の組織論的研究

日本軍が敗戦した原因についてまとめられている本でタイトルの通り失敗の本質が詳細に分析されています。本書で記載されている失敗の要因について一部ご紹介します。

本書の内容(一部抜粋)
 ・計画に具体性が伴わない
 ・一度立てた計画を柔軟に変更できない
 ・上層部の指示が曖昧である
 ・上層部の方針に対して部下が抑制できない
 ・戦略立案において原理や理論が重視されていない

やや難解な本で読んでいて切ない気持ちになりますが、現在の日本にも当てはまる箇所が多く存在します。この本を読むことによって将来起こる大きな失敗を避けることができれば幸いです。過去の失敗を分析したい人や歴史が好きな人に読んでもらいたい本です。

「超」入門 失敗の本質

「失敗の本質 日本軍の組織論的研究」を分かりやすく現在風に解説した本です。入門書としても適しており普段あまり本を読まない人にもオススメできます。「日本はどのような失敗をする傾向にあるのか」「どうして同じ失敗を繰り返してしまうのだろう」と気になる人にオススメしたい一冊です。

失敗からの学び(企業編)

失敗百選 41の原因から未来の失敗を予測する

この本はありとあらゆる失敗は41個の原因から発生すると主張しています。本書で紹介されている失敗例は以下の通りです。

本書で紹介されている例(一部抜粋)
 ・タイタニック号の沈没
 ・コンコルドの墜落
 ・チェルノブイリ原発事故
 ・ポケモンショック

専門的な内容が多く読むのに苦労するかもしれないため、「もっと失敗学について勉強したい」という人にオススメしたい本です。

世界「倒産」図鑑 波乱万丈25社でわかる失敗の理由

リーマン・ブラザーズ、トイザラス、山一證券、そごうなどの有名企業がなぜ倒産に追い込まれたのかが分かりやすく簡潔にまとめられている本です。各会社ごとに分かれてまとめられているため気になった会社だけを読んでも理解できる構造になっています。また、図も豊富に掲載されているため失敗学についてあまり知らない人が読んでも参考になります。失敗学について知りたい人はもちろん会社経営に携わる人にも読んでもらいたい本です。

失敗からの学び(人編)

失敗のメカニズム

「なぜ人は失敗するのか」という普遍的なテーマについてまとめられている一冊です。日常生活で起こる様々な失敗の原因について分かりやすくまとめられています。本書の内容を一部抜粋します。

本書の内容(一部抜粋)
 ・ミスには3つの原因がある
  +認知、確認のミス(信号の色を見間違えた)
  +判断、決定のミス(赤色を見て進むと判断した)
  +操作、動作のミス(アクセルとブレーキを踏み間違えた)
 ・自分の性格を知りどのような対策をすればミスを防げるかを知る

内容も簡潔にまとめられており具体例による説明も分かりやすいため「仕事やプライベートで失敗を防ぎたい」という人にはうってつけの本です。

失敗図鑑 すごい人ほどダメだった!

ピカソ、ベートーヴェン、二宮金次郎、カーネルサンダースなど誰もが知っている偉人も失敗を経験したことが分かる本です。子供向けにまとめられた本ですが大人が読んでも参考になる箇所が多いです。偉業を成し遂げた人でも様々な失敗を経験して、その失敗と向き合い克服したことが理解できるため読んでみると勇気が湧いてきます。「自分も頑張ってチャレンジしてみようかな」と奮い立たせてくれる一冊です。

おわりに

失敗学についてオススメの本をまとめてきましたが、興味のある本は見つかりましたでしょうか。大切なことは失敗を避けることではなく失敗から学びを得ることです。失敗は成功するために必要な過程でありチャレンジしたことの証です。効率的に成長するためにも失敗から学んだり他の人の失敗から勉強するようにしたいですね。最後まで読んでいただきありがとうございました!

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