人と会話するのが苦手…。
上手に話せるようになりたいけどどうすればいいの…?
「初対面の人と何を話していいか分からない。」「飲み会など大人数の会話では何も喋れない。」こんな悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。私も以前は人見知りでコミュニケーションをとるのがとても苦手でした。しかし、「もっと多くの人と仲良くなりたい!」と思うようになりネットや本でコミュニケーションの勉強をした結果、今では人並みに会話できるようになりました。
この記事では会話があまり得意でない人に向けて実践的な会話テクニックをご紹介します。すべてを実践する必要はありません。試せそうなものから取り入れて頂くことをオススメします。
1対1の会話テクニック
相手との共通点を探す
コミュニケーションの基本は相手との共通点を探すことです。これは初対面の人であればより効果的です。「今日はいい天気ですね」と初対面の人同士が話す場面を思い浮かべる人がいますが、天気は共通して会話できる話題なのでよく登場します。
初対面の人との会話は、少しづつ共通点を探していき相手の好きなことや趣味について話しましょう。 「私も関東出身なんですよ!」であったり「学生時代は運動部に所属していました!」と言えるようになれば理想的です。
好きなことを相手に話してもらう
「会話が途切れないように何か喋らないといけない」と感じる人がよくいます。そのように感じる人は相手に好きなことを話してもらいましょう。自分が何か話すよりも相手に話してもらう方がスムーズに会話を進めることができます。人は自分の好きなことや興味のあることは他の人に話したいと感じるものです。
相手に好きな話題を話してもらうことで「この人と会話していると楽しいな」という印象を与えることができます。そのためには好きな話を聞き出すためのフレーズをいくつか用意しておきましょう。代表的な例を下に示します。
・私は〇〇が趣味です。休みの日には何をされていますか?
・その趣味はいつ頃から好きになったのですか?
・はじめられたきっかけを知りたいです!
・それって難しいんじゃないですか?(工夫している点を聞く)
複数人での会話テクニック
反応速度を速める
飲み会など大人数の会話に加わるためには会話への反応速度が重要です。「何か話そうと考えている間に次の話題へ移ってしまった」というパターンがよくありがちです。そこで大切なことは聞き手としての引き出しを増やすことです。
大人数での会話では話す人が一人で聞く人が大勢という構図になりがちです。話すテクニックを練習するよりも聞き手側のテクニックを習得する方が効率的です。ここでよくある会話の例を見てみましょう。
「私この前はじめてホットヨガをやったの!」
→【あなたならこの後なんと言う?】
A. ホットヨガってどんなことをするの?
B. たくさん汗をかくからハードじゃないの?
C. 何かホットヨガをはじめようと思ったきっかけはあったの?
このように「ホットヨガをやった」という会話から質問を工夫することで様々な方向へ会話を誘導することができます。選択肢の幅は多い方がよいので会話を引き出すフレーズを増やせるようにしましょう。使用できるフレーズを増やすことで会話の反応速度は確実に上がります。
会話は連想ゲーム
会話の理想的な流れとしては、「もともと何の話をしていたっけ?」となることです。基本的に会話は元の話題から少しずつ話が転換されることを繰り返されることによって行われます。ここで飲み会などでよくある会話の例を紹介します。
A「この前嵐のライブに行ってきたの!」
B「いいですね!ジャニーズのライブに行けるなんてうらやましい!」
C「チケットってなかなかとれないんじゃないの?」
A「倍率がすごく高いからラッキーだったと思う!」
B「チケットと言えばオリンピックのチケット全部外れた…。」
C「私も全滅だった。二次抽選に期待しなきゃ」
上記の例は「ライブ→チケット→オリンピック」という風に話題が変わりました。このような会話を経験された方は多いのではないでしょうか。このように会話は少しずつ話題が変わることで成り立っているので一つの単語から別の単語を連想させる能力が重要になります。
自宅で会話の練習をしたい方は一人連想ゲームをすることをオススメします。例えば「ワールドカップ→サッカー→スポーツ観戦→お酒」といったように一つの単語から連想される別の単語を思い浮かべるというトレーニング法です。簡単にできる練習法なのでテンポよく連想できるようになるまで繰り返し練習するようにしましょう。
こんなときどうする?
まったく分からない話題になった
会話をしているときに全く分からない話題になることがよくあります。「この前パソコン買ったらHDDが壊れちゃって」や「NETFLIXに登録したけど面白いよ」というように前提知識がないと分からないことが少なくありません。
まずは興味、関心を持って相手の話を聞くようにしましょう。その際、5W1Hで質問するようにすると相手も話を展開しやすいです。「それってどこで買ったの?」や「オススメの動画は何?」といった質問をすることで話題を広げましょう。
それでも話題に困った場合は相手の話をオウム返しする方法が効果的です。ミラー効果という心理用語があり、人間は同じ行動をとる人に無意識に心を開く傾向があります。相手の言った言葉を繰り返すだけで「この人は私の話を聞いてくれているんだな」と相手に安心感を与えることができます。
話題が完全に止まってしまって無言になる
完全に話題が止まってしまい気まずい沈黙が流れてしまうということがあります。そんなときは次の2つの話題を話すことで会話を再開させましょう。
・最近話題になったニュース
・観察して気づいたこと
会話が止まったときは「そういえば、~」といった風に話題を提供することができます。「そういえばこの前新しいカフェが駅前にできたね」といった風に思い切った話題変換ができます。
また、観察して気づいたことからも会話をはじめることができます。「前から気になっていたけど、カバンにつけてるこのアクセサリーってオシャレだね!」といった風に会話をはじめれば相手も話しかけてくれるでしょう。
おわりに
ここまで会話のテクニックを紹介しましたが、ぜひ実際の会話で試すようにしましょう。どんなに有効なテクニックであっても使わなければ意味がありません。実際の会話を行うよりよい経験はないので積極的に会話の輪に参加するようにしましょう。失敗しても構いません。最初は誰だって会話が苦手なので少しずつ上達していけば大丈夫です。
・会話は連想ゲーム 会話の引き出しを増やして反応速度を上げる
・会話が止まったときは別の話題を話すチャンス
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