最新の情報を効率よく収集したい…
どうすればいいんだろう?
情報収集をするためにはコツが必要です!
一緒に情報収集について学びましょう!
この記事では効率よく情報収集を行う方法について現役エンジニアが解説します。
「情報が多すぎて取捨選択できない…」「新しい情報ってどうやって手に入れるの?」と思った人はいるのではないでしょうか。情報化社会と呼ばれる現代、効率よく情報を集める能力は重要になりつつあります。私自身もかつては情報収集に疎かったのですが、エンジニアとして働く上で最新の情報を集める必要があったため効率的な情報収集術を身につけました。
この記事を読むことで情報収集の基本から効率的なインプットの方法までを学ぶことができます。順番に解説していきますが「とにかくオススメのツールを知りたい!」という方は3章だけ読んで頂いても問題ございません。それではまずは情報収集をする上でのポイントを解説します!
本記事の内容/この記事はこんな人にオススメ
情報収集術(ポイント)
目的を明確にする
情報収集をする上で重要なこと目的意識があります。目的意識をもって情報を集めることのメリットは以下の通りです。
・必要な情報だけを集めることができる
・情報にアクセスするスピードが上がる
・記憶に定着しやすくなる
世の中にはありとあらゆる情報が存在しており日々アップデートされます。そのため、目的なく情報を集めてしまうと本当に必要な情報を見落としてしまう恐れがあります。情報を集める前には必ず「何のために情報を集めるのだろう?」と考えてから情報収集をはじめましょう。
選択と集中を行う
世の中には無限とも言える数の情報が存在しており、それらを全て網羅することは不可能と言っても過言ではありません。自分にとって重要な情報は人によって異なります。例えば大企業の社長なら景気や同業他社の動向を知る必要があります。また、専業主婦の場合なら夕方の天気や安い食材が必要な情報です。
人によって価値のある情報は違うため、取捨選択して自分にとって重要な情報だけを集めるようにしましょう!
能動的に情報を得る
皆さんは情報を手に入れるときテレビや広告などを見ていませんか?幅広い情報を手に入れる手段としてはよいのですが、本当に自分が知りたい情報を手に入れるという点ではオススメできません。テレビなどから受動的に与えられる情報よりも書籍や特化サイトを見た方が自分の知りたい情報を手に入れることができます。
情報は与えられるものではなく、自分で調べて手に入れるものです。行動しないと欲しい情報は得られないと心に留めておきましょう。
アウトプットを前提としたインプットを行う
インプットの効率を格段に上げるために行うあるテクニックがあります。それはあらかじめアウトプットを想定してからインプットすることです。
例えば、漠然と教科書を読んでいても学んだことを忘れてしまいがちですが、「ここはテストに出るかもしれない」「人に説明できるように覚えよう」という視点でインプットをすると記憶に定着しやすくなります。
これは脳が重要だと判断した記憶を覚えておく習性によるものです。アウトプットをすることで他の人の役に立てる可能性もあるためぜひインプットをする際はアウトプットとセットで行うようにしましょう。
異なる意見を比較する
情報を集めるうちに「人によって言っていることが違う」となることがあります。これは複数の本を読んだりネットで検索するとよく起こります。そんなときはぜひ異なる意見を比較して分析してみましょう。
対立する考えや主張が存在する場合、紹介した例のように比較することで本質が見えるようになります。判断に迷ったときは比較するということだけ覚えておきましょう。
情報の精度を意識する
情報収集をするときに意識してほしいことに情報の”鮮度”を確認することがあります。これは、古くなって使えなくなった情報を捨てるという意味です。特にネットやSNSで得られる情報はスピードが速く現在では通用しない情報がいくつも見られます。
例えば、フォロワーを増やす方法やYoutubeの閲覧数を上げるといった情報は流行や規約の変化によって通用しなくなります。情報を集めるときはぜひいつの時点での情報なのかをチェックするようにしましょう。
ツールを使い分ける
皆さんは普段どのようなツールを使って情報収集をしているでしょうか。テレビやネット、新聞、ラジオ、口コミなど様々な方法が存在します。ちょっとしたコツなのですが、情報を集める際に使うツールは使い分けると効率的に情報収集できます。詳しくは後で述べますが、レストランを探すのならInstagram、IT系の情報を知りたい場合はSNSを使って専門家をフォローするといった風に目的に応じてツールを使い分けると速く正確に情報が得られます。目的に応じて適したツールを使うということを覚えておきましょう。
よくある失敗
漠然と情報を集める
ここからは情報収集でよくある失敗について解説します。
突然ですが皆さんは2日前のニュースで印象に残ったものはありますか。この質問に明確に答えられる人は少数派だと思います。なぜかと言うと与えられるニュースは目的なく手に入れている可能性が高いためです。全国で発生した事件や政治問題、各地の天気やオススメグルメなど様々な情報がテレビを通して得られますが、それらの情報は本当に必要な情報でしょうか。漠然と情報収集を行っていると自分にとって優先順位の高い情報を見落としてしまう恐れがあります。
必要な情報を手に入れるためにも何となく情報を集めることをやめましょう。
あらゆる情報を得ようとする
皆さんはテレビや新聞を見るときにすべての情報を集めようとしていないでしょうか。確かに様々なことに興味、関心を抱くのはよいことですが限られた時間の中で情報を手に入れるという観点ではオススメできません。
例えば新聞を真剣に読もうと思えば1時間あっても足りないでしょう。「こんなニュースがあるんだ」という風に関心の幅を広げるために時間を使うのはよいですが、あらゆる情報を手に入れないといけないと思う必要はありません。自分にとって必要な情報だけを手に入れることを心がけましょう。
事実と意見を混合する
よくテレビや雑誌などで有識者がコメントを述べている場面があります。専門的な人の考え方は参考になりますが一点注意しなければならないことがあります。それは事実と意見を混合させてはいけない点です。
有識者のコメントは事実を基に分析を行いその上で独自の意見が述べられます。受け取り側は与えられた情報が事実なのかそれともその人だけの考え方なのかを区別して理解する必要があります。「著名な人が言っているから絶対正しい!」ということはありません。信じられるものは客観的に認められたデータ(事実)です。
「この人はこう言っているけど、私ならこう考えるな」といった風にして事実から自分なりの考え方をもつようにしましょう。
情報を集めただけで満足する
皆さんは情報を集めただけで満足することはありませんか。「一通り調べたけど自分には難しいからやめよう…」「知ってはいるものの使う機会がない」というパターンはよくあります。収集した情報は集めただけでは価値がありません。自分なりに分析、解釈してはじめてその情報に価値が生まれます。これはお金を貯め込んでばかりいて全く使わないことにも共通しています。あくまで情報はどのようにして活用するかが重要なので単なるノウハウコレクターにならないように注意しましょう。
結論ありきで情報を集める
情報収集を行う上で気を付けないといけないのが結論ありきで情報を集めないということです。なぜなら結論が最初から決まっていると自然とその結論に近い情報ばかりを集めてしまうためです。例えば、ペットの手術を行うかどうかという判断をするときに「手術はした方がよい」という結論ありきで情報を集めてしまうと手術をするメリットばかりが目についてしまいます。
メリットとデメリット両方の視点で情報収集を行いその上で判断するのが本来あるべき姿です。もし一方的な情報ばかり集めてしまう場合は「反対する意見や対立する考え方はないのかな」という視点をもって情報収集にあたりましょう。
情報を無条件で信じる
情報をただ集めるだけでは正しい知識を身につけることができません。集めた情報を取捨選択して正確な情報のみを取り入れる必要があります。ネットで集めた情報には偏ったデータや本来の意図に反した情報が多く存在します。それらのデタラメな情報に惑わされないためにかならず必ず情報源(ソース)を調べる習慣をつけましょう。
「この情報は絶対に正しい!」というスタンスよりも「もしかしたら間違っているかもしれない」という姿勢の方が正確な知識を身につけることができるので参考にしてみて下さい。
情報収集の手段を間違える
情報収集をするときのポイントに、正しい手段で情報にアクセスしているかという観点があります。例えば、日本国内で大規模な地震が発生したとします。このときに本や雑誌を読んで地震状況を把握しようとする人はいないと思います。基本的なことですが、情報を集めるときには適切なツールを使い分ける必要があります。ここで、状況に応じた情報収集ツールについてご紹介します。
速く知りたいか正確な情報を知りたいのかによって用いるツールは変わってきます。ぜひ自分に目的に応じたツールを使いましょう。
目的別オススメツール
ニュース・政治
今日本で何が起こっているのかを幅広く知りたい方は「Yahoo!ニュース」「LINE NEWS」「NHK ニュース」のうちいずれかをチェックすれば一通りトレンドを抑えることができます。ニュースについて全く知らないけど今日の出来事は知りたいというかたは上記3つを毎日見るところからはじめてみてはいかがでしょうか。
ニュースを見続けるうちに「海外情勢についてもっと知りたい」や「経済系の知識を身につけたい」などの不満点が現れると思うので、その不満点を補うサイトやアプリを追加でチェックするとさらに効果的な情報収集が可能です。
ビジネス
ビジネス系のニュースを知りたい方には「NewsPicks」「東洋経済オンライン」がオススメです。ビジネスに特化したサイトで今起きていることはもちろん更に知識を深めたい方向けの記事も充実しています。NewsPicksに関してはニュース毎に専門家のコメントがあり、詳細な解説を読むことができます。また、有料会員になるとさらに高品質な記事を閲覧することができます。私も投資用に毎日サイトをチェックしていますが興味深い記事が多くて勉強になります。
IT系
システムエンジニアやプログラマーにオススメなのが「ITmedia」「Zenn」です。ITmediaは名前の通りIT全般の幅広いニュースを配信するサイトです。例えば最近話題のベンチャー企業の社内システムについてやWindowsのOS更新に関する情報などの話題が配信されています。
Zennはエンジニアのための情報共有サイトで実装よりの知識やノウハウを習得することができます。ニュースというよりは技術系の情報を知りたい方にはうってつけのサイトです。私はシステムエンジニアとして働いていますがどちらもオススメ度が高いです。
マネー
お金に関する情報を知りたいという方にオススメなのがYoutubeで配信している「両学長 リベラルアーツ大学」というチャンネルです。貯める・稼ぐ・増やす・守る・使うというお金にまつわる5つの力について情報発信をしておりとても参考になります。副業や税金に関する動画も配信されているため社会人の方にはもちろん学生にもオススメできるチャンネルです。
お金に関する記事を読みたいという方には「マネーの達人」というサイトもオススメです。お金にまつわる記事を毎日複数更新しているため自分に興味のある記事が数多く見つかると思います。ポイントの貯め方やお得な節約レシピなど実践的な内容が多いためお金の勉強をしたい方は参考にしてみて下さい。
教育・スキル
スキルアップを目指す方にオススメなのが「Brain」「note」「Flier」の3つです。Brainとはプログラミングや動画編集、マーケティングなどの知識やノウハウを有料で購入することができるサイトです。かなり専門的で具体的なアドバイスを知ることができる一方高額な商材もあるため初心者の方は1000円程度で購入できる商材からはじめてみましょう。
noteとは簡単に言うと誰でも情報発信できるブログを集約したようなサイトです。書籍の感想やフリーランスになって気づいたことなど経験者独自の視点で書かれている記事があるため参考になります。基本的に無料で閲覧することができますが中には有料に設定されている記事もあります。見る人はもちろんこれからブログやエッセイをはじめたいという方はnoteで発信してみてはいかがでしょうか。
Flierとは書籍の要約サイトで忙しい人向けに10分で本の内容がまとめられています。料金プランはフリープラン(無料会員)、シルバープラン、ゴールドプランの3種類で毎月数冊読みたい場合はシルバープランがオススメです。Youtubeにも書籍を紹介している動画はありますが、取り扱っていないマニアックな本の要約を知るときに活用しています。
ライフ
普段の暮らしに関する情報を手に入れたい方には「Instagram」「mybest」の2つがオススメです。Instagramは写真や動画を共有できるSNSで若者を中心に人気です。新しい洋服を手に入れたり観光地のおいしいレストランを知りたいときにはぜひInstagramで検索してみましょう。写真と共に詳細に説明されている投稿を目にすることでしょう。
mybestとは商品のレビュー、検証を行うサイトで実際に商品を購入して比較検証を行っております。私も洗濯機を購入したときに利用しましたが購入基準が明確に示されており自分にとってピッタリの洗濯機を購入することができました。身の回りのものを増やしたいけど何を買えばいいか分からない方はぜひmybestを利用してみてはいかがでしょうか。
トレンド
今、この瞬間に何が起こっているのかをリアルタイムで知りたい方にオススメなのが「Twitter」と「Googleトレンド」です。Twitterは最大140文字まで入力できるつぶやきが投稿できるSNSで、まさに今起こっていることを知ることができます。例えば、電車の遅延が発生したときにTwitterで検索を行うとどのような状況になっているかが一目で分かります。私もよく利用していますがリアルタイムで情報を仕入れたい場合はTwitterが一番便利だと感じています。
Googleトレンドはみんながどんなことを検索しているのかを知れるサービスでトレンドを把握することができます。Googleトレンドのよいところは興味・関心の幅を広げてくれる点です。私は毎日Googleトレンドをチェックするようにしていますが、「今こんなことが話題になっているんだ」といつも驚かされます。最新の情報にアクセスしたい方はぜひGoogleトレンドを使いましょう。
インプットとアウトプットのコツ
全体像を把握してから細部を学ぶ
情報を知るときに抑えておきたいポイントに「情報のレイヤーを知る」ことがあります。レイヤーとは階層という意味でどのレベルの話をしているのかを意識して情報にアクセスすることを指します。例えば、本屋に行けばお金に関する本が非常にたくさん並べられています。それらを片っ端から読むのもよいですが、全体像を理解してから読む本を決めると効果的です。お金に関する知識は主に「収入を増やす」「支出を減らす」の2種類に分けられます。「収入を増やす」を更に細かく分類すると「本業で稼ぐ」「副業で稼ぐ」「不労所得で稼ぐ」と分類されます。
このようにまず全体像を把握することによって自分は何を知りたいかが明確になります。いきなり全体像を把握するのが難しい場合は、具体的な話か抽象的な話かだけでも意識するようにするとよいでしょう。
得られた情報を体系的に整理する
近年では情報へのアクセスが簡単になりたくさんの情報を書籍やネットから得られるようになりました。その弊害でたくさん情報がありすぎてどの情報が大切なのかが分からないといった問題もよく起こります。そのような問題を防ぐためにも得られた情報は自分なりに整理して体系的にまとめるようにしましょう。
情報を正確性や重要度などの観点でマッピングして自分のためになる情報をまとめてみるようにするとよいです。例えるなら、部屋にたくさん荷物がある状態から、整理整頓してキレイにするイメージです。集めた情報を他の情報と比較してみて違いを知るのもよいです。自分で情報を整理することが大切と言うポイントを抑えておきましょう。
「なぜそうなのか?」を考え記憶に定着させる
ニュースを知るときに意識してほしいに「なぜ?」「どうして?」の視点で考えることがあります。この2つのキーワードは具体的に物事を考えるために有効で理解度が更に深まります。例えば、日本への観光客数が年々増加しているというニュースがあった場合、「どうして日本が人気なんだろう?」「なぜ近年になって増えてきたのか?」と考えることによってビザの緩和や円安といった要因を知ることができます。ただ単に目の前のニュースを知ることよりも一歩踏み込んで考えてみることで知識を格段に増やすことができます。
1行メモからアウトプットをはじめる
皆さんはニュースを知るときにアウトプットも一緒にしているでしょうか。もしアウトプットを普段していない方は1行メモの形でもよいのでアウトプットする習慣を身につけましょう。
アウトプットをすることに抵抗感のある方は少なくないと思います。「文章を書くのって面倒くさい」「インプットだけできたら問題ない」という考え方もありますが、インプットした情報はアウトプットしてはじめて効果を発揮します。また、アウトプットすることによりインプットした情報を記憶に定着しやすくなります。
最初の内はなかなか難しいと思うので「興味が湧いた!」「意外だった!」などの感想からはじめてみましょう。
SNSやブログをはじめてみる
「アウトプットをするといってもどうやっていいのか分からない…」という方にオススメなのがブログとTwitterです。ブログは誰でも簡単に始められて自分の得た経験や知識をアウトプットすることができます。私もブログで記事をよく書くのですが知識を整理するという観点でとても勉強になります。
もしブログのような長文を書くのが苦手な方はTwitterがオススメです。Twitterは最大140文字までしか投稿できないので気軽につぶやくことができます。また、文字制限があるため自然と要約の練習にもなります。価値観の近い人との交流もできる点も魅力です。
アウトプットを習慣化すると頭の中で考えていることがスラスラと文章化されて気持ちがよいです。ぜひ皆さんもアウトプットする側に回ってみて下さい!
おわりに
効果的な情報収集の方法についてまとめました。普段何気なく行っていることでも目的意識をもち主体的に行動すれば格段に効率を高めることができます。繰り返しになりますが、ニュースや情報はただ知っているだけでは効果を発揮しません。アウトプットしたり行動に移したりすることではじめて意味が生まれます。これから皆さんがたくさん情報をインプットして積極的にアウトプットされることを望んでいます。最後までお読みいただきありがとうございました!
・目的を明確にして情報を取捨選択する
・自分から能動的に情報へアクセスする
・異なる意見を比較したり情報の精度をチェックする
・目的に応じたツールを使い分ける
・インプットとアウトプットの両輪で行動する