過去の失敗が忘れられない…
スパッと忘れて克服したいな。
失敗って引きずりますよね!
克服する方法を解説します!
この記事では過去の失敗を思い出してしまう人に向けて乗り越える方法をご紹介します。
「過去にやってしまったことが忘れられない」「ショックを受けた出来事に心が引きずられる」という方は少なくないと思います。ふとしたときに思い出したりひどい場合では夢出てきてしまうという症状を抱えるケースがあります。私自身もかつては嫌な気持ちになることがありましたが、自分なりに考えたり本を読んで勉強したことで過去の失敗をあまり思い出さないようになりました。
この記事を読むことによって過去の失敗を思い出さなくようになり今に集中することができます。さらに、思い出さなくする方法に加えて失敗を引きずりにくくする手法についても考え方編・行動編に分けて解説します。それではまずは失敗を克服する考え方について説明したいと思います。
本記事の内容/この記事はこんな人にオススメ
失敗を忘れる方法(考え方)
失敗から学びや意味を見出す
過去の出来事を思い出してしまう要因として、失敗から学びを得られていないことが挙げられます。たとえ失敗したとしても失敗から学びや気づきを得られれば自然と記憶から薄れていきます。具体例を挙げてみましょう。
学び:友達にお金は貸さない
貸す場合は返済されないものだと考えて貸す
友人にお金を貸して返ってこないことは非常にショックです。私も経験がありますがお金と友人を一度に失うため悲しい気持ちになります。例えば友達にお金を貸して返ってこなかったという場合はお金も失い友人からも裏切られ非常にショックを受けます。
しかし、友人にお金を貸してはいけないと学ぶ経験が得られたと考えることで成長することができます。もしモヤモヤする気持ちが過去にある場合は自分なりに解釈してどのような気づきがあるのかを考えてみましょう。
失敗は前進と考える
次は失敗についての考え方です。皆さんは失敗についてどのような印象を持たれているでしょうか。「ない方がよいこと」「悪いこと」というイメージを持たれている人が多いと思いますが、ここであるベンチャー企業について紹介します。
ネット上の金融について事業を行うあるベンチャー企業では3日に1回ミーティングが開催されます。そこでどのような失敗をしたのかを報告します。他の企業と異なる点は失敗したことが悪いことではなく失敗しなかったことが悪いことという認識が社内で共有されている点です。
この企業は最先端の取り組みをしていて誰もやったことのないことにチャレンジしておりその分失敗することも多いのです。そのため、「失敗しない=挑戦しない」という考えが定着するようになりました。もちろんケアレスミスのようなケースはこの考え方は当てはまらないかもしれませんが、チャレンジした結果の失敗を気にすることはありません。
自分自身の良い部分に向き合う
過去から学んでも気になって忘れられない場合は、自己嫌悪に陥っている可能性があります。その場合は自分の悪い部分だけではなく良い部分にも目を向けましょう。失敗を引きずる人にありがちな特徴をまとめましたので紹介します。
・真面目で責任感が強い
・感受性が高い
・気持ちの切り替えが上手ではない
・自己肯定感が低い
向上心が高かったり周囲からの影響を受けやすい人ほど自分の悪い部分に注意が向きがちです。悪い部分というのは裏を返せばよい部分にもなりえるので自分自身のよいところを探してみましょう。その上で参考になる本をご紹介します。「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう」 という本なのですが、この本を読むことで自分の長所を把握することができます。以前の私は臆病で仕事をするときにも緊張して思うようにいかないことがありましたが、自分の長所が慎重さであったり責任感のあることだと気付かされました。とてもオススメの本なのでぜひ読んでみて下さい!
失敗を忘れる方法(行動)
同様の出来事を経験して乗り越える
過去にした失敗を乗り越える確かな方法として、同じような出来事を経験して克服する手法があります。例えば、例えば、テストで赤点をとってしまい叱られた場合は、次のテストで高得点をとることで克服することが可能です。失敗から学びを得ることと似ていますが、失敗のイメージを払拭してリベンジすることができれば過去の失敗から解放されます。
全く同じケースを経験できることは少ないので、似たような経験を行い前回と比較してどのように変わったのかを見直してみましょう。
新しい記憶で上書きする
嫌な出来事があった場合、直接的に忘れようとするのではなく他の経験をすることによって自然と忘れる方法があります。例えば失恋した人でこんな経験をされた方はいるのではないでしょうか。
・新しい恋人をつくる
・気分転換でドライブに行く
・仕事で頑張って恋愛を思い出さないようにする
・おいしい料理をたくさん食べる
ネガティブな出来事を忘れようと思ってもなかなかうまくいきません。無理に忘れようとせずに他の経験をすることによって多くのことを記憶してみましょう。ただし、注意点としてやけ酒等自分を痛めつけるような行動には走らないように気をつけましょう。ちなみに、人間の脳は楽しいことを6割、悲しいこと3割、どうもいいことを1割覚えるように無意識の内にしているらしいです。
今、目の前のことに集中する
今、この瞬間だけに集中していれば過去の事を思い出したり未来のことで不安に感じることがなくなります。「それができないから悩んでいるんだ」と思われるかもしれませんがとっておきの方法があります。それはマインドフルネスです。マインドフルネスは瞑想とも言われ呼吸を意識することによって今ここに集中することができます。私も以前は疑っていましたが体調がよくなるようになったため皆さんもぜひやってみてはいかがでしょうか。
マインドフルネスのメリットについて紹介します。
・簡単に始められる
・短い時間からでもできる
・気分がリフレッシュされる
・仕事に集中できるようになる
本屋に行けばマインドフルネスに関する書籍がたくさんあるのでぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
スケジュールを埋めて忙しく過ごす
記憶の上書きと共通していますが、たくさん予定をいれて忙しく過ごすことで過去の出来事を考えないようにする方法があります。悩んだり不安になったりするタイミングというのは決まって何もしていない状況です。
本当に忙しい時には「あの時こうしておけばよかった」というようなことを悩むことはありません。例えば、朝寝坊をして仕事に間に合わないとなった場合に「昨日の夜ご飯はカレーが食べたかったな」とか「明日何して過ごそうかな」といったことは考えないですよね。忙しい状況であれば自然と過去を思い出す回数も減っていきます。極度に忙しすぎるのはいけませんが、昔のことを思い出さない程度に予定を埋めてみるのはいかがでしょうか。
時間が経つのを待つ
有名な方法ですが時間に頼る方法は有効な対処法です。直後に起こった出来事で腹が立ったり悲しんだりする場合でも、しばらくたって考えると冷静に感情を分析することができます。逆に言うと過去の出来事を引きずっているということはその時の感情を整理しきれていないとも言えます。
私の経験になりますが、小学校時代に多くの失敗をしました。しかし、今となってはどれも些細なことです。大事な試合でミスをしたり習字道具忘れたなど今では笑い話にしています。もし過去に起こった出来事が最近の出来事ならしばらく時間をおいてみる方法も有効です。
失敗を引きずらない方法(考え方)
認知行動療法について学ぶ
ここからは長期的な視点で失敗を引きずらないための方法について解説します。突然ですが皆さんは認知行動療法というものを知っていますか。認知行動療法とは自分の考え方のクセを知る事によって感情を上手にコントロールする方法です。私はうつ病になった時に認知行動療法と出会い考え方のクセを知ることができました。具体的なケースで解説します。
街で出会った友達に声をかけたのに無視された。私は嫌われているんだ。
→たまたま声が聞こえなかった可能性もあるから落ち込まなくてもいいかも。
イヤホンをしていたから聞こえなかったのかもしれない。
このように出来事によって抱く感情に対して冷静に分析を行い、他の考え方もできると気づけることが認知行動療法の目的です。もし興味のある方は以下の本を参考にしてみてはいかがでしょうか。
記憶について知る
感情的になりがちな人にオススメなのが脳の構造について知ることです。そもそもなぜ人は嫌なことを記憶するのかをご存じでしょうか。人間は進化の過程で同じ過ちを繰り返さないために失敗したことを強く記憶するという特徴があります。もし忘れてしまったら同じ失敗をしてしまい最悪の場合命の危険にさらされてしまう為、一種の防衛機能として失敗したことや嫌なことを記憶する傾向にあります。
この脳の構造について知って言えば失敗した時でも「よく覚えているのは自分の身を守るためなんだ」という風に一歩引いた目線で考えることができます。感情的になりそうなときは記憶のメカニズムについて思い出して下さい。
考え方のクセを知る
考え方のクセを知ることは失敗を引きずらないための一つの方法です。よくありがちなパターンをまとめてみました。
・マイナス思考
・べき思考
・極端な解釈
・レッテル貼り
・白黒思考
例えば、少し注意されただけでも「あの人は私を嫌っているに違いない」というのは極端な解釈や白黒志向にあてはまります。自分にどのような考え方のクセがあるのかを知っておきましょう。私はべき思考が強く、社会人になったら頑張らないといけないと強く感じていましたが、今では適度に休めるようになりました。自分の考え方のクセを知っていると落ち着いて出来事に対処できるのでぜひ知っておきましょう。
ポジティブな考え方を定着させる
ネガティブに考えがちな人は過去の出来事を思い出しやすい傾向にあります。無理にポジティブに考える必要はありませんが、「こんな風に前向きな考え方もできるかも」といったように別の考え方ができないか想像するようにしてみましょう。
いきなりポジティブになろうとしても難しいため、少しずつ前向きな考え方をしてみましょう。例えば、「コップに水が半分しかない」と考えるのもよいですが、「コップに水が半分も残っている」と考えた方が気持ちが引きずられにくくなるため毎日少しずつポジティブになりましょう。
メンタルが弱いことを気にしている方は別の記事で対処法をまとめているためそちらもご覧下さい。
失敗を引きずらない方法(行動)
気持ちの切り替えを行うスイッチを入れる
ちょっとした嫌な出来事があった場合は、休憩をしたりして気持ちのスイッチを切り替えましょう。例えば、学校ではチャイムがあります。また、スーツは社会人として働くための服装で着替えることによって仕事モードに切り替わります。今自分はネガティブな感情を抱いていると感じた場合は、いったん間を取って落ち着くことで気持ちを切り替えましょう。
気分転換する
こちらも効果的な方法ですが、仕事や家庭以外で打ち込めるものを見つけてみましょう。趣味にハマるのも良いですし、散歩に出るのも良いです。特にデスクワークの人には体を動かすものがおすすめです。私は散歩が趣味なのでよく街中を歩いたりしています。また、歩いて日光を浴びることによってセロトニンが分泌されメンタルの不調を防ぐことができます。詳しい内容は以下をご参照下さい。
紙に書いて忘れる
自分の中で消化不良の出来事があった場合はその出来事を紙に書いて一度客観的に捉えましょう。そして頭の中で考えていることを全て紙に書き出すことをオススメします。紙に書き出すことによって頭の中で考えていることを一旦切り離すことができます。そして、書き終わった後はその紙をくしゃくしゃにして頭のモヤモヤと一緒に捨ててしまいましょう。紙に書いて捨てるだけという原始的な方法ですが、意外と効果があります。ちょっとした悩みがある場合はぜひ紙を使ってみましょう。
「感情を紙に書く」習慣を身につけることでストレスを軽減できるという方法も別のサイトで紹介されているため興味があればこちらもご覧ください。
思い出すきっかけになるものを捨てる
皮肉なことですが、嫌な出来事は繰り返し思い出すことによって定着されてしまいます。思い出さないようにするためにも思い出すきっかけになる品物を目の見えない位置に置くか捨てるようにしましょう。昔の恋人からもらったプレゼントを処分する行動と似ています。
以前私は仕事が遅いと言われたことが気になり悩むことが多くありました。そして、時計を見るたびに思い出してしまうようになったため腕時計や置き型の時計などを一旦目に入らない場所へ片づけた経験があります。今は克服できましたが有効な方法だったと感じています。嫌なことを思い出すきっかけそのものがなければ自然と思い出す回数も減っていきます。
おわりに
過去の失敗を忘れる方法についてまとめましたが、参考になる方法は見つかりましたか。全16個の方法をご紹介したため実践できそうなものから取り入れて頂ければ幸いです。まずは今抱えている悩みを解消し、その上で失敗に悩まされないマインドを形成していくことが理想です。過去から学び、未来を見据えて今この瞬間を生きましょう!最後までご覧いただきありがとうございました。
・考え方と行動で過去の失敗を乗り越える
・感情や考え方の傾向を把握して改善する
・失敗はチャレンジした結果である