SEになりたいけどよく分からない…
オススメの本が知りたいな!
現役SEがオススメの本を紹介します!
本を読んでSEに近づきましょう!
この記事ではこれからSE(システムエンジニア)になる人、なりたい人に向けてオススメの本をご紹介します。
これからSEを目指す人で「どんな仕事をするのかな?」や「事前にどんな知識があればいいの?」という疑問を抱いている方はいるのではないでしょうか。私自身も現在SEとして働いていますが、会社に入社する前にどんな勉強をしておけばよいのか分からず不安に感じていました。
この記事を読むことでSEとして働く上で知っておくべき基礎的な内容を把握することができます。入社して数年経ちますが、「入社前にこんな勉強をしておけばよかったな」と感じることがいくつもあるのでそれらをご紹介できればと思います。未経験の方でも分かりやすいようにまとめたのでよければ参考にしてみて下さい。
本記事の内容/この記事はこんな人にオススメ
システムエンジニアを目指す人へ
SEという仕事について
システムエンジニアという職業についてよく分からないという人のために、業務の一例を簡単にご紹介します。
・お客様の要望調査
・プログラミングの実装
・開発環境上でのテスト
・議事録の作成
・本番移行テスト
・端末の発注
・担当システムの問い合わせ対応
等々
このようにシステムエンジニアは幅広い業務に携わります。よくシステムエンジニアとプログラマーの違いについて質問されますが、プログラマーはプログラミングの実装を専門に行う人というイメージという認識で問題ないです。ところで、先日このようなツイートを行いました。
これからシステムエンジニアになる人へ
— 栗山マリ@うつ×セミリタイア (@kuriyamamari) December 2, 2020
・時間術を身につけていると便利
・ショートカットキーも超便利
・入社後は質問力を身につけよう
・プログラムよりも文章をよく書く
・スキルアップへの意識で差がつく
・メンタル管理の重要性
この内容を基にシステムエンジニアとして必要な能力を大きく7つに分類したためご紹介したいと思います。
7つの能力
システムエンジニアになる人が習得するべき能力を図にまとめました。
業務的なことからメンタル面にわたって幅広い知識が必要だと私は考えております。ここからはこれらの7つのジャンル毎に簡単な説明に加えてお薦めの書籍を紹介していきます。
オススメ本(IT知識)
SEの基本
まず最初に知るべきことはIT全般に関する基礎的な知識です。その中でもシステムエンジニアという職業の基本について知ることができる本がこの「SEの基本」です。システムエンジニアの理想像や意識するべきこと、業務の進め方について主に記載されています。筆者が元システムエンジニアであるため体験談も紹介されており参考になる部分が多いです。こちらの本をベースに気になったところや疑問に感じる箇所を自分で調べてみるという流れで勉強するのがオススメです。
プログラムはなぜ動くのか
こちらの本は主にパソコンやプログラミングの内部構造に注目した入門書です。今までパソコンをあまり触ったことがない人にオススメの一冊です。大学時代に読みましたが初心者にも分かるような簡単な単語で説明されていてとても参考になりました。イラストが豊富で視覚的にもわかりやすい点が魅力です。
プログラミング入門講座
こちらの本はプログラミングをこれから始める方向けの本です。プログラミングがどのように動くのかやアルゴリズムについて分かりやすく記載されています。今まで一度もプログラミングを書いたことのない人にうってつけの本です。実際にゲームを作ってプログラミングの書き方を習得できる点がよいです。この本を読んでプログラミングについての知識を深めたら C 言語や Java、Python などのプログラミング言語を練習してみましょう。
就活、転職の役に立つ デジタル・IT業界がよくわかる本
こちらは就職活動や転職をする方におススメの本です。IT企業の構造や市場全体の仕組みについて分かりやすくまとめられています。そもそもどのような企業があるのかや将来のキャリアプランについて書かれているため企業を探す前に読んでおきたいです。また、余裕があれば業界全体の知識を一通り身につけておきたいです。自己投資の一環にもなるため時間があれば業界地図を読んでみましょう。自己投資について詳しく知りたい方は別の記事があるので参考にして下さい。
オススメ本(タスク管理)
エンジニアのための時間管理術
システムエンジニアは忙しく、特に納期の前には残業する機会が増えます。そのため的確にタスクを管理する必要があります。入社する前にタスク管理や時間術について知っておくと入社後スムーズに業務を行うことが可能です。「エンジニアのための時間管理術」という本はタイトルの通りエンジニアに向けの時間管理術についてまとめられた本です。1日のスケジュールの立て方やトラブル対応について詳細に述べられているのでエンジニアを目指す方なら読んでおきたい一冊です。
1440分の使い方
この本は1日(1440分)の使い方について詳細にまとめられた本です。一つ一つの主張にエビデンスがあり、実際に様々な方(社長やアスリート)にインタビューをして時間術をまとめているため参考になる箇所が多いです。「to do リストは使わない」など意外な内容も多いので興味のある方は読んでみてはいかがでしょうか。
オススメ本(業務ツール)
ショートカットキー時短ワザ大全
業務ツールの中でも、主にキーボードとExcelの使い方は早めに習得しておきたいです。特にショートカットキーはマウスを使うよりも速く操作できるためぜひ習得しておきましょう。早く知れば知るほど短縮できる時間が増えるので少しずつ覚えてきましょう。こちらの本は様々なショートカットキーが紹介されている本です。本を読みながら実際に操作しながら覚えると効率よく知識として身につくのでやってみましょう。
脱マウス最速仕事術 年間120時間の時短を実現した50のテクニック
「脱マウス」というタイトルの通りマウスを使用せずにキーボードのみで操作を行うための50個のテクニックが厳選されて紹介されています。「パソコンの操作はほとんどマウスを使っている」という方にはぜひ読んでマウスを使用する頻度を少なくしてほしいです。私自身マウスを使用しなくなってから速く作業ができている実感が得られたため毎日少しずつでもよいのでキーボード操作を覚えていきましょう。
オススメ本(業務理解)
「いい質問」が人を動かす
IT知識ばかりが必要と思われがちですが、業務知識を正確に理解することもシステムエンジニアとして重要です。業務の知識がないとどのようにプログラムしていいのかが分からなくなるためです。業務の全体像や仕様について分からない箇所が必ずといっていいほど出てくるため、そのたびに先輩へ的確な質問を行う必要があります。こちらの本はタイトルの通りどのような質問が効果的なのかについてまとめられた本です。「質問があまり上手じゃない」や「そもそも何を質問したらいいのか分からない」という方におススメの一冊です。
最強の独学術 自力であらゆる目標を達成する「勝利のバイブル」
「最強の独学術」というインパクトの強いタイトルですが、効率のよい勉強法について緻密に書かれており参考になる箇所が多かったです。筆者は東大、ハーバード大学へ独学で合格したという経歴の持ち主であり経験に基づいた主張が数多くあります。 SEに限った話ではありませんが、就職してからも勉強は続くため自分なりの勉強スタイルを身につけておきたいところです。
オススメ本(文章術)
エンジニアのための文章術再入門講座
「システムエンジニアってプログラミングばかりやってるイメージがある」という方がいるかも知れませんが、実際には文章を多く書きます。要件定義や打ち合わせの議事録、メール作成など文章を書かない日はないといってくらいよく文章を書きます。そのため、文章を速く正確に伝える能力が求められます。こちらの本はエンジニア向けに文章の書き方が紹介された本でかなり詳細に記載されています。なぜエンジニアは文章作成が苦手かというところから始まって、ありがちな失敗などが紹介されております。文章作成に苦手意識がある方はぜひ読んでみましょう。
20歳の自分に受けさせたい文章講座
文章の書き方について分かりやすく簡潔にまとめられた本です。文章を分かりやすく伝えるテクニックが紹介されており、私もこのテクニックをよく使用しています。リズム感が大切であったり、句読点を打つタイミングなど実践的なテクニックが多く紹介されています。文章が分かりにくいとよく言われる人はこの本を読むことをオススメします。
オススメ本(資格勉強)
令和03年 基本情報技術者 合格教本
システムエンジニアとして働く場合、会社で資格の取得が求められることがあります。その中でも一番多いのは情報処理技術者試験です。入社後に求められることの多い資格ですが、入社した後では業務も忙しくまとまった時間をとって勉強することが困難です。IT知識の全般的な習得を行う意味でも基本情報技術者試験という資格を入社前に取得することをオススメします。この資格が取得できれば基本的なIT知識は身についていると入れるため時間がある方は取得を目指してみて下さい。また、資格勉強を行う環境についてまとめた記事があるため興味のある方は参考にして下さい。
脳にまかせる勉強法
こちらは記憶の大会でグランドマスターを取った方が書かれた記憶術の本です。記憶についてのテクニックや脳の構造について分かりやすくまとめられています。「反復が重要」「紙に書いて覚える」といった実際にできるテクニックが多く記載されていて実践的です。社会人(特に新入社員)は覚えることがたくさんあるため入社前にこの本を読んでおくと業務理解や資格勉強で有利に働きます。
オススメ本(メンタル)
森田療法
悲しいことですが、システムエンジニアとして働く人の中にはうつ病を発症して休職する方が多くいます(私もその一人です)。自分自身でメンタルを含めた体調管理を行う必要があります。体調管理を行うためには正確な知識が必要です。「森田療法」はメンタルに関して有名な書籍で「あるがままを受け入れる」という考え方です。少し難しい内容かもしれませんが主張内容はわかりやすく参考になる部分も多いのでぜひ知っておきましょう。
あなたの大切な人が「うつ」になったら
こちらの本はうつ病について知るきっかけとしてとてもよい一冊です。もし周りの人がうつ病になったらなんて言葉をかけたらいいの?という疑問がこの本を読んで解消されるでしょう。私自身の話ですが、うつ病になる前にこの本を読んで病気に対する理解があったためうつ病になった後でも冷静に対応できたと感じています。うつ病に関する基礎的な知識から説明されているため全くうつ病について知らない方はこの本から勉強してみてはいかがでしょうか。
おわりに
システムエンジニアにオススメの本をまとめましたが、気になる本は見つかりましたでしょうか。7つのジャンルに分けて紹介していきました、全てを読む必要はありませんので気になったものや読みやすそうなものから順番に読んでみましょう。この記事を読んでおられる方が少しでもよいシステムエンジニアとして働けることを期待しています!最後までお読みいただきありがとうございました!
・IT知識加えて、文章術やメンタルも重要
・まずは1冊興味のある本から読んでみる