質問が下手なのを直したい…
どうすれば上手に質問できるの?
質問するためにはコツが必要です!
オススメ本とポイントを教えます!
この記事では質問力を高めるためにオススメな本とポイントを解説します!
「質問するのが苦手でどうすればいいか分からない…」という方は意外と多いのではないでしょうか。「最後に何か質問はありますか?」と聞かれて「特にありません」と言うのはもったいないです!
この記事では効果的な質問を行うための方法や質問する際のテクニックをご紹介します。前半にオススメ本の紹介、後半に質問のテクニックを紹介するので興味のある部分をご覧下さい。普段あまり質問に慣れていない方を対象に書いた記事なので参考にしてみて下さい!
本記事の内容/この記事はこんな人にオススメ
質問力を鍛えるオススメ本9選
「いい質問」が人を動かす
この本は質問のプロである弁護士によって書かれた本で、質問の力や効果的な質問の方法、質問するときの姿勢など幅広い情報が網羅されています。「質問について一通り知りたい!」という方はこの本から読み始めることをオススメします。ここで、本書で紹介されていた質問の効果についてご紹介します。
・思いのままに情報を得る
・人に好かれる
・人をその気にさせる
・人を育てる
・議論に強くなる
・自分をコントロールする
他にも質問するときの姿勢や態度についても記載されております。「相手に質問をするときは心の底から相手のことに興味を持ち、『あなたのことが知りたい』という気持ちで質問をすることです。そうすれば、必ずや相手はあなたに好意を抱き、快く質問に答えてくれることでしょう。」という主張は非常に参考になりました。
質問力
斎藤孝さんが書かれた質問についての本で、いい質問についてや効果的な質問をするためのテクニックが記載されています。仕事の相談から日常の雑談まで幅広いシチュエーションで使えるテクニックが満載です。ここで、相手から話を引き出すための効果的な質問テクニックについて引用します。
・好きなことについて訊く
・苦労したことを訊く
・変化したことを訊く
この3つのテクニックを使えば自然と聞き上手になり会話をコントロールすることができます。コントロールするだけではなく相手にも好印象を与えることができるため質問が苦手だと感じている人はぜひ読んでみてほしいです!
博報堂クリエイティブプロデューサーが明かす 「質問力」って、じつは仕事を有利に進める最強のスキルなんです。
こちらの本は博報堂のクリエイティブディレクターによって書かれた本で「質問力を身につけてばスムーズに仕事をすることができる」と主張されています。質問とは何かやそもそも質問力が必要な理由について紹介されています。ここで本書で紹介されていた質問力を身につける理由について引用します。
・質問をすることで話の主導権を握ることができる
・プレゼン能力が向上するから
・その場ですぐ答えるメンタルが身につくから
プレゼン能力という観点が独特でユニークです。博報堂で働いて培った能力やノウハウを身につけることができるため広告関連の企業に勤めたいと考えている人は読んでみてはいかがでしょうか。
コンサルタントの「質問力」
コンサルタントをされている方によって書かれた本で、主に情報を引き出す方法について書かれています。本書では質問力を次の3つであると述べています。
・仮説力(想像力を発揮する)
・本質力(複数の視点で捉える)
・シナリオ力(フレームワーク)
この本を読むことによって相手からより多くの情報を引き出すことができます。会社の説明会やプロジェクトの引継ぎを行うときなどに効果を発揮することでしょう。コンサルを目指す人はもちろん質問でインプットの効率を高めたい方にオススメできる一冊です。
革新的な会社の質問力
筆者は質問を専門とする会社の代表取締役で質問のプロフェッショナルです。内容は様々なケースを想定した質問力について紹介されており非常に実践的です。ここで本書の目次をご紹介します。
第1章 「しつもん」とは何か?
第2章 必ず身につけたい「7つのしつもんマインド」
第3章 自分しつもん
第4章 部下にしつもん
第5章 会議でしつもん
第6章 お客様にしつもん
このようにシチュエーションごとに分かれているためより具体的で活かせる質問力を身につけることができます。相手にする質問だけではなく自分に対する質問も取り扱っているため質問の本質をマスターすることができます。参考までに筆者が代表取締役を務める会社のホームページをご紹介するのでよければチェックしてみて下さい。
人生を変える「質問力」の教え
この本はストーリー形式で質問力について紹介されているため読書が苦手な人でもスラスラと読むことができます。内容は相手との会話の中でする質問が中心で、より会話を楽しみたいという方にオススメできる本です。主人公に感情移入して自分ならどのように質問するかといった読み方も勉強になります。
「良い質問」をする技術
この本は効果的な質問を行うための方法が具体的にまとめられています。基本的なことから紹介されており内容も整理されているため初心者の方にオススメできる本です。逆に質問力についてある程度理解しているという方には適さないかもしれません。
質問の種類についてや良い質問とは何かについて紹介されています。手軽に質問力について知りたいという方はぜひ読んでみて下さい!
xDrive 質問でPDCAは加速する
この本で登場する質問は課題に困難に直面した際に威力を発揮します。PDCAを効果的に行うための方法として質問が用いられており、「指示を質問に変えるだけで劇的に成長できる」と主張されています。PDCAとはPlan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Act(改善)のサイクルを繰り返し実行することにより業務改善を行う手法です。
部下のいる管理職の人向けに書かれた本なのでマネジャークラスの人にぜひ読んで欲しい一冊です。また、ビジネスをしている人はもちろん資格勉強など目標実現に向けて取り組んでいる人にもオススメできる内容です。
0→1の発想を生み出す「問いかけ」の力
質問をすることによって様々なアイデアを生み出す手法が本書で紹介されています。今までは相手とのコミュニケーションの中での質問を解説する本が多かったのですが、こちらの本ではクリエイティブ寄りの内容になっております。本書の目次を引用します。
第1章 「これからの時代に求められる力とはなんだろうか」
第2章 「0→1の発想に役立つのはどんな問いか」
第3章 「“問いかけ”は組織をどう変えるか」
第4章 「問いかける力を磨くためにできること?」
第5章 「仕事を、人生を楽しくするために、今日から何ができるだろうか」
組織の変化について述べられている点も他の本と一線を画しています。柔軟な発想をしたいという方やアイデアの幅を広げたいという方にオススメできる内容です。
質問力のポイント
質問の内容を明確にする
ここからは質問全般についてのポイントを紹介します。まず最初は質問を明確にすることです。これは基本的かつ重要なテクニックです。分かりにくい質問をしてしまえば返答も分かりにくくなってしまいます。質問をする前に一度メモを書いたりして内容を整理するようにしましょう。
よくあるのが前提条件や補足などを一度に伝えて結局何を相談したいのか分かりにくくなるケースです。分かりやすい質問をするためにテンプレートを作成しておくのがオススメです。ここで質問のテンプレートをご紹介するのでよければ参考にしてみて下さい。
・質問の概要
・目的
・状況
・自分で調べたこと
・自分の考え
自分で調べたことを伝える
質問をするときには自分の考えを伝えた方がより効果的に情報を引き出すことができます。単に質問をするよりも自分の考え方を相手に伝えた方が返答しやすくなるためです。自分の考え方を補強するようなアドバイスや不足している部分の指摘を受けることができます。「否定されたら恥ずかしい…」という考え方は捨てて自分なりの考えや意見を伝えましょう。
前提条件、目的をはっきりさせる
主にトラブルやエラーが発生したときの質問ですが、前提条件や目的をはっきり伝えるようにしましょう。例えば、パソコンが壊れたと単に伝えるだけではどのように対処すればいいか分かりません。しかし、直前にプログラムの更新をしてから調子が悪くなったという前提条件を伝えればプログラムに原因があると推測することができます。
また、質問をするときには目的(ゴール)を伝えるとより正確な情報を知ることができます。例えば「株で儲ける方法を教えて下さい」と単に質問したとしてもゴールが不正確なため的確なアドバイスをすることは難しいです。そのため、「10年間で投資額を10%に増やす方法を知りたいです。」という風に数字を入れてゴールが分かりやすいように質問するようにしましょう。
想像力と仮説を働かせる
効果的な質問をするコツですが仮説を使うと上手くことがあります。例えば行動力を上げる方法を質問したいときに「朝早く起きているから行動力が高いのか」や「自信やモチベーションが高いのが要因か」といった仮説を立ててみましょう。単に行動力を高める方法を質問するよりも具体的なアドバイスを聞くことができます。
また、仮説を立てるメリットには自己成長もあります。単に相手に質問するだけでは自分で考える力が養われません。一度自分なりに考え仮説を組み立てることによって新しい考えにたどり着くことができます。ぜひ質問するときは自分なりの仮説を考えてみましょう。
事前に質問リストを作成する
質問することがたくさんあるときは事前に質問リストを作成しておくとよいです。時間の制限があり全部を質問することができないかもしれないときには優先順位の高い質問から行うようにしましょう。質の高い質問をすることで自分だけではなく周りの人の役に立つことができます。たくさん質問したいことがある場合は整理して重要なポイントに絞って質問するようにしましょう。
質問する相手を選ぶ
基本的なことですが質問をするときは適切な相手を選ぶようにしましょう。例えば起業をしたいと考えている場合は実際に起業したことのある人に相談するとよいです。オススメなダイエット法を知りたい場合はダイエットの経験者に聞くのがよいです。
つい身近な人に相談してしまいがちですが、その相手が正確に返答できるという保証はありません。知識と経験のある相手からの方がより多くの情報を引き出せるので質問するときは内容に加えて相手も考えるようにしましょう。
WhyとHowを使い分ける
質問には目的を問うWhyと手段を問うHowの2種類あります。
・なぜ?(Why):抽象的な話を質問する
・どのように?(How):具体的な話をする
具体と抽象のレベルを正確に押さえることでより精度の高い質問を行うことができます。今議論している方法が正しいかを問う場合はWhyを、より具体的な手段を質問する場合はHowを使うようにしましょう!
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おわりに
質問力についての本とテクニックを紹介してきました。気になる本が見つかればぜひ一度手に取って読んでみて下さい。質問力を身につけることでビジネスやプライベートの場面で活用することができるため身につけておくべき能力と言えます。はじめは小さな一歩でも構わないので簡単な質問をするところからスタートしてみましょう。最後まで読んで頂きありがとうございました!