文章を書くのが苦手だった私がスラスラ書けるように上達した6個のコツ

左手で書く人アウトプット

メールや手紙を書くのが苦手…。
どうすればうまく書けるのかな?

栗山マリ
栗山マリ

文章って意外と難しいですよね!
ブログ歴3年の私が解決策を教えます!

この記事では文章を上手かつスピーディーに書くための方法をご紹介します。

「文章を書くのがとにかく苦手!」と感じている人は多いのではないでしょうか。私も文章を書くのがとても苦手でメールを打つのに10分ぐらいかかっていました。しかし、毎日ブログを書くうちに文章を書くコツをつかみました。

この記事を読むと文章をスムーズに書くことができ、自分の伝えたいことを正確に相手へ伝えることができます。文章を書くのが苦手な人に向けて書いたのでよければ参考にしてみて下さいね!

本記事の内容/この記事はこんな人にオススメ
・文章を書くことに苦手意識のある人
・文書を書くのに時間がかかる人
・分かりやすい文章を書きたい人

文章を書くのが苦手な理由

海辺で悲しむ男性

文章の「型」を知らないから

  文章を上手に書けない理由の一つに文章の型を知らないことが挙げられます。例えば、皆さんは読書感想文をスラスラ書けたでしょうか。私はとても苦手で時間をかけてなんとか書き終えました。読書感想文を書こうにも、どのような構成で文章を書けばよいのかを知らなかったためスムーズに書くことができませんでした。

このように、文章を書くためには「型」を知っておく必要があります。どのような構成で文章をかけばよいのか分からなければ、スムーズに文章を書くことはできません。逆に言えば、構成さえ知っていれば伝えたいことを当てはめるだけで文章を書くことができます。

先ほどの読書感想分の例で言えば、次のような「型」が存在します。

読書感想文の流れ
 STEP1:本のあらすじ、概要の説明
 STEP2:読書で得られた学びや気づき
 STEP3:自身の振り返り
 STEP4:読書後に行いたいこと、心がけたいこと
文章を書くためには、文章の「型」から考えるようにすることを覚えておきましょう。

面白い文章を書こうとしてしまうから 

「みんなが感動するような面白い文章を書こう!」という気持ちはよいですが、そのような文章を書こうとするとどうしても筆が進まなくなります。文章の面白さやユニークさも大切ですが、それ以上に正確性やわかりやすさの方が大切です。

メール、感想文、議事録、報告書などの文章を書くときには次の2つのことを心がけましょう。

 文章を書くときに意識すること
  ・誰が見ても正しい文章を書く
  ・分かりやすく簡潔な文章を書く

細かい表現を気にしてしまうから

 「この単語の使い方って正しかったかな?」や「文章に違和感がないかな?」といったことを一度気になるとスムーズに文章を書けなくなります。正確な文章を書くことは大切ですが、その確認は文章を書き終えてからするようにしましょう。

表現や文章の言い回しを確認するのは最後にまとめて行った方が効率がよくミスも発見しやすくなります。文章を書くことと文章をチェックすることは全く別の作業だという認識をもつようにしましょう。

上手な文章とは

ペンで書いている人

主張が明確である

上手な文章の特徴として主張が明確である点が挙げられます。例えば次の文章の場合どちらが読みやすいでしょうか?

夏に海に行くのは楽しそうだけど山もよさそう。けど山は夏じゃなくても1年中楽しめるしやっぱり海の方がいいのかな。
夏場なら山より海に行く方がオススメです。なぜなら海は夏場しか楽しめないからです。

多くの方が下の方の文章が読みやすいと感じたはずです。下の文章は主張がはっきりしているためパッと読んで理解しやすい文章になっています。文章を書くときは主張が分かりやすいか見直すようにしましょう。

文章が分かりやすい

分かりやすい文章を書くことは基本的かつ重要なテクニックです。例えば、次の文章の場合どちらが分かりやすいでしょうか。

ブログを運営するためにはマーケティング、セールス、SEOなど様々な知識が求められる。
ブログを運営するためには様々な知識が求められる。例えば、ブログのジャンル選びや商品選び、加えてグーグル検索で記事を上位にヒットさせるテクニックなどが求められる。

上の文章は簡潔に書かれていますが専門用語が多く分かりにくい文章になっています。一方下の文章はブログの知識があまりない人でも理解しやすい文章になっています。文章を書くときはつい自分のレベルで書いてしまいがちです。「他の人が読んでも理解できるかな?」という視点で見直してみましょう!

ロジックがしっかりしている

文章を書くときにはロジックがしっかり組み立てられている必要があります。ここでロジックの一例をご紹介します。

文章ロジックの例(PREP法)
 P:Point(要点)
 R:Reason(理由)
 E:Explain(説明)
 P:Point(要点)

このPREP法は上司への報告などに使用できるテクニックです。要点を最初に説明して後から理由や補足説明をすることによってスムーズに内容を理解することができます。もし順番がバラバラだった場合何が言いたいか分からない文章になってしまいます。PREP法以外にもロジックはたくさんあるので興味があれば調べてみて下さい!

文章を上手に書くための6ステップ

ゴールを決める        

設計図とものさし
まず文章を書くための目的(ゴール)を決めましょう。
文章を書く目的
 ・作業の進捗状況を報告する
 ・会社に遅刻しそうなことをメールする
 ・与えられた仕事で分からない箇所を相談する

ここで紹介した例はそれぞれシチュエーションが異なり、文章の目的が異なります。進捗状況を報告する場合は遅れているかどうかや予定通りに進められるかどうかといった内容を伝える必要があります。一方仕事で相談事をする際は質問するに至った背景や自分で試したこと等を伝えなければなりません。

この文章は何のために書いているのか?ということをまず最初に考えて文章の作成に当たりましょう。そうすれば自然と文章の「型」が分かります。

 文章の材料を集める

クリスマスツリーの材料

文章を作成する上で材料を集めることは非常に大切です。料理を作るときにまず食材を集めるように、文章を作成するときも元となる材料を収集しましょう。文章を書くのが苦手な人はいきなり文章を考えて思い浮かばないというパターンが多いです。ここで材料を集めるツールについてご紹介します。

文章の材料を集める方法
 ・テレビ、新聞
 ・書籍、雑誌
 ・ネット(Google検索、SNS)
 ・口コミ
 ・経験、知識

ここで大切なことは、幅広い情報源から情報を集めることです。一つの情報源から情報を収集すると知識が偏ってしまう恐れがあるためです。また、様々な情報源から仕入れることで異なる視点で物事を捉えることができます。

収集した材料を取捨選択する

次に収集した情報を取捨選択しましょう。ここでは具体例を踏まえて説明したいと思います。

 例)気温とアイスクリームの売上の相関関係をまとめる場合
  必要な情報
   ・月別の平均気温
   ・月別のアイスクリームの売り上げ額

  不要な情報
   ・月別の平均湿度
   ・アイスクリームの市場規模

ここではあくまでも気温とアイスクリームの関連を把握したいため、それらに直接関係のない情報を盛り込む必要はありません。より詳細に説明する場合は加えてもよいですが分かりやすく簡潔にまとめたい場合は必要最低限の素材を活用しましょう。

材料を型に当てはめる

今度は材料を文章の型にあてはめましょう。文章を作成する目的によって型は変わるためどのような型を用いるべきかは毎回考えるようにしましょう。        
例)パソコンの調子が悪いことを相談する
        
 -材料-
  ・パソコンが動かない
  ・Windows10でMicrosoft Office 2013を使っている
  ・Excelでエラーメッセージが表示される
        
   -型-
  ・背景(どのような経緯で動かなくなったのか)
  ・環境(使っているパソコンの種類や設定)
  ・症状(どのように動かないのか)
         
   -実際の文章-
    使用しているパソコンが昨日から正常に機能していなく、解決方法を相談したくご連絡しました。OSはWindows10でMicrosoft Office 2013を使用しております。Excelを起動しようとしたところ「アカウントが未承認のため実行できません」というメッセージが表示されます。

このように型を決めて材料を入れれば大まかな文章を作成することができます。

ひたすら文章を書く

猛スピードで走る車
ここまでの段階で大まかな文章が作成できていると思われます。長い文書を書くときに意識してほしいことがあります。それは文章を書くと決めたらとにかく文章を書くことに集中することです。文章を書いていると「ここの表現って問題ないかな?」とか「レイアウトを見やすく調整しよう」と思いがちですが、その気持ちを抑えて文書を書くことに集中しましょう。

細かい誤字脱字は後から修正すれば問題ありません。また、言い回しに違和感がある箇所は思い切って消してしまえばいいのです。ここで重要なことは些細なことを気にしていたら文章の執筆スピードは落ちてしまうということです。

文章チェックをして微調整する

文章を書き終えたら文章に不備がないか必ずチェックしましょう。文章を書き終えた解放感から「このままでいいか。」と思いがちですが、人間は必ずミスをするものです。一度冷静になって自分の作成した文章をチェックしましょう。代表的なチェック項目をまとめました。
チェック項目(一例)   
 ・主語と述語が対応している
 ・同じ言い回しを繰り返していない
 ・誤字脱字がない
 ・抽象的な言葉を使っていないか
 ・リズムがよくスムーズに読める

ここではあくまで一例をご紹介しました。無意識にこれらのことができているのであれば問題ありません。自身のレベルや目的に応じてオリジナルのチェック項目を作成しましょう。

実戦形式での練習

手帳にメモをする男性

STEP1 | チャットアプリ

ここからは実際に文章を作成する練習を行いましょう。まず最初はLINEを代表とするチャットアプリで文章を書く練習を行いましょう。

文章を書くのは苦手だけどLINEの文章はすぐ返信できるという方は多いのではないでしょうか。それはLINEは一文が少なく会話するようにメッセージのやりとりを行えるためです。最初の内は1行だけ書ければ問題ないです。まずは文章を書くという行為に慣れましょう

STEP2 |口コミ、レビュー

 文章を書くのに慣れたらレビューサイトに感想を投稿してみましょう。映画の感想や購入した商品の感想でもよいです。自分の好きなものについて文章で伝えられるようになることを目指すとよいです。

ここでは他人の意見ではなく自分が感じたことを文章としてアウトプットすることを意識しましょう。回数を重ねると自然と文章の型も分かるようになるためスムーズに書けるようになります。

STEP3 |Twitter

ソーシャルネットワークの概要図
 Twitterはある程度まとまった文章を書くのに最適なツールです。一度に送信できるメッセージの上限は140文字なので、文字数の上限に収まるように文章をまとめる必要があります。

ここで重要なことは材料の取捨選択です。自分の伝えたいことを140文字以内で伝えることは意外と難しいです。最初の内は時間がかかるかもしれませんが慣れるまでチャレンジしてみましょう。

これは私が以前に書いたTwitterの書き込みです。伝える内容は自分の好きなことでよいので1日1回つぶやくようにしましょう。

STEP4 |ブログ

パソコンに入力する女性
まとまった文章を作成する練習にはブログをはじめるのが効果的です。一般的に、1つの記事は約3000文字から8000文字であることが多いです。「そんなに長い文章書けない!」と思われるかもしれませんが、短い文章の集合体と考えれば難しくありません。

この記事はおよそ8000文字ですが、20個の段落×400文字で構成されています。基本的には短い文章と長い文章では書き方に差はないため練習してみるようにしましょう。

文章上達のためのオススメ本4選

本とコーヒー

新しい文章力の教室

この本には分かりやすい文章を書くためのテクニックが数多く掲載されています。そもそも良い文章とは何かから始まり、文章作成の際に気を付けることや推敲するときに意識することなどが書かれています。本書で紹介されていた推敲のテクニックを一部ご紹介します。

文章推敲時に意識すること
 ・読んで違和感がないか
 ・文章は分かりやすいか
 ・説明が不足していないか
 ・説明が重複していないか

分かりやすい文章を書きたい方はまずこの一冊から読んでみて下さい!

超スピード文章術

こちらの本はスラスラと文章を書くための方法がまとめられています。文章を速く書くコツとして素材集めが重要であると主張されています。この本を読んでから私は約1.5倍ほど文章を書くスピードが上がりました!

実はこの記事を書くのに参考にした本でもあります。もしこの記事を読んでみて面白そうだと感じた方はぜひこちらの本を手に取って読んで頂けると幸いです。「文章を書くのが遅い…」という方や「メールやレポートを速く書きたい!」という方にオススメの本です。

人を操る禁断の文章術

「人を操る」というタイトルの通り人の気持ちを動かすための文章術がまとめられています。「文章の目的は人を行動させること」という主張がメインで、人を行動させられる文章の作り方がまとめられています。本書で紹介されている心を動かすトリガーについてご紹介します。

人の心を動かす7つのトリガー
 ・興味
 ・本音と建前
 ・悩み
 ・損得
 ・みんな一緒
 ・認められたい
 ・あなただけの

これらのキーワードを意識して文章を作成することで人の心を動かせると書かれています。セールスライティングの分野に近い内容がまとめられているため接客や営業を仕事にされている方にオススメできる本です。

エンジニアのための文章術 再入門講座

この本はエンジニアを対象に書かれた本ですが、エンジニア以外の方にもオススメの一冊です。いかにロジカルで伝わる文章を書くことができるかが本書のテーマでこの本を読むことでスッキリとした文章を書くことができます。スッキリとは理路整然と書かれた文章のことを指します。

私はシステムエンジニアとして書かれていますが、この本のおかげで仕事で文章を書くときにスムーズに文章が書けるようになりました。「論点を絞り確実に伝える」「構造化して一目で認知させる」などのテクニックがとても有効で今でも使っています。論理的な文章を書きたい人にオススメの一冊です!

おわりに

 小学生のころから文章を書くのが苦手でしたが、ブログやTwitterをはじめてからは文章を書くことが好きになりました。文章を書いてアウトプットすることで交流が増えたり知識が増えたり様々な良いことがありました。皆さんも文章を上手に書けるようになってアウトプットすることの楽しさを味わってみて下さい!最後まで読んで頂きありがとうございました!
まとめ
 ・文章を書くためには型が必要
 ・文章の素材となる材料を収集、加工して文章を書きあげる
 ・文章を書く練習にはTwitterやブログが有効

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