両親の通信費を安くしたいけど説得するのが難しい…
どうすれば格安プランへ移行してくれるの…?
格安プランについて説明するのは難しいですよね!
実際に両親の通信費を安くした方法について解説します!
この記事では両親のスマホ代を安くするために格安プランへ乗り換える具体的な手順をご紹介します。
「スマホ代を安くしたいけどやり方がよく分からない…」「両親にも安いプランを使ってもらいたいけど納得しなくて困っている…」という方は多いのではないでしょうか。私の両親もスマホを普段あまり使わず格安プランへの移行に慎重でしたが、粘り強く説得してメリットを伝えたところ格安プランへの切り替えを承諾して通信費を安くすることに成功しました。
この記事では私が実際に行った方法をご紹介することによって格安プランへの移行手順やメリットについて分かりやすく解説したいと思います。普段スマホをよく使わない方を対象にした記事なのでぜひ両親と一緒にご覧下さい!
本記事の内容/この記事はこんな人にオススメ
格安プランへの切り替えを説得する
論理的にメリットを伝える
最初に行うことは格安プランへの切り替えについてメリット・デメリットを伝えて納得してもらうことです。その第一段階として格安プランのメリットを分かりやすく伝えましょう。格安プランの一番の魅力はやはり月々の通信費を抑えられる点です。大手キャリアと格安プランの料金の例をご紹介します。(2021年2月時点)
通話料金: 2700円
通信料金: 7000円
格安プラン(代表例)
通話料金: 980円
通信料金: 2980円
このようによくあるプランの例と比較した場合約5740円毎月節約することができます。加えて、プランへの乗り換えではキャンペーンを開催していることが多く3000円~5000円分程度のポイントがもらえることもあります。このように格安プランがどれぐらい安くてお得なのかを具体的な数字で伝えるようにしましょう。そのためにも現在のスマホ代がいくらなのかを調べて格安プランと見比べてみることをオススメします。
感情に訴えかける
メリットだけを説明したとしても納得させることは困難です。なぜなら格安プランについて疑問や不安があり、その部分が解消されない限り乗り換える決心がつかないためです。この段階では疑問点や不安なことを聞いて一つ一つ解消するようにしましょう。
・電話をよくするけど料金は高くないの?
・通信が遅くなるのが不安
・キャリアメールが使えなくなるの?
・アプリの移行方法が分からない
・店頭でのサポートは受けられるの?
・乗り換え手数料はどれぐらいするの?
・今のままのスマホは使えるの?
料金面では通話し放題のプランがありますし乗り換え手数料を支払った場合でも数カ月で支払った分以上のお金を節約することが可能です。地域や時間帯によっては電波が入りにくくスムーズにネットが繋がらないこともありますが、都会に住んでいる人や普段あまりネットをしない人にとっては問題ありません。
また、キャリアメールが使えなくなり変更手続きは多少面倒ですがGmailやYahooメールに切り替えれば対処できます。店頭でのサポートについてはスマホに詳しい家族や友人に相談したり、ネットで簡単な検索ができるようになれば重大なトラブル以外には対応できます。スマホの継続利用については条件が若干複雑なため後の項目で説明します。
格安プランにもデメリットは存在するので、その部分もしっかり伝えるようにしましょう。仮に「キャリアメールを使えるようにしたい」や「昼間にもサクサクネットをしたい」という場合には格安プランへの乗り換えに適していないと言えます。メリット・デメリットを両方説明した上で格安プランが本当によいのかを判断しましょう。
最終的な合意を得る
メリットとデメリットを説明した上で問題がなければ最終的な合意をとります。この段階までで不安に感じることがあればその不安を解消するための解決策を提案しましょう。私の両親の場合は「アプリの移行方法や手続きの仕方が分からない」という不安が最後まで残りましたが私がサポートすることで格安プランへの乗り換えに納得してくれました。
乗り換えに消極的な理由としてよくあるのが「よく分からないから今のままでいい」であったり「デメリットがあるから嫌」といったものです。これらは粘り強く説明したりデメリットを解消する方法を提案することで解消できます。もし格安プランへ乗り換えた方がよいと考えている場合は諦めずに説得してみましょう。
スマホと契約会社を決める
絶対に必要な条件をリストアップする
乗り換えに合意してもらったら、スマホを使用するにあたり必要な条件をリストアップしましょう。まずは「通話をたくさんしたい!」や「動画をたくさん見たい!」といった要望を聞き出すことから始めてみましょう。そうすれば通話し放題のプランがよいことや大容量プランが適切であることが判明します。もしも特別な要望がない場合は普段どのようなスマホの使い方をしているのかを聞いてそこから必要な条件を探してみましょう。必要な条件についての一例をご紹介します。
・外で動画をたくさん見たい
→10G以上のプランにする
・LINE以外で電話をする
→通話し放題プランを申し込む
・故障したときのサポートが欲しい
→安心サポートパックを申し込む
契約会社とプランを決める
必要な条件が判明したら、その条件に合致する契約プランを探しましょう。代表的な契約会社をご紹介しますのでそれぞれのサイトからプランを調べてみましょう。
・ahamo(ドコモ)
・povo(AU)
・LINEMO(ソフトバンク)
・楽天モバイル
・UQモバイル
・mineo
・Y-mobile
・LINEモバイル
私の両親は「通話をたくさんする」「ほとんどネットをしない」という条件から通話料金が無料かつ1GB以内であれば0円の楽天モバイルに乗り換えることにしました。(2021年2月時点。現在は変更されている可能性あり)
各会社によって微妙に条件やプランが異なりますので、条件ごとに比較して最適なプランを見つけてみましょう!
スマートフォンを購入する(必要な人のみ)
次に使いたいスマートフォンを見つけましょう。「今のままのスマホは使えないの?」と疑問に感じる人がいるかもしれませんが、乗り換え先の会社や現在使用しているスマホに応じて今のスマホを継続して使えるかどうかが変わります。現在使用しているスマホが乗り換え先のプランで正常に動作しない場合は新しくスマホを購入する必要があります。
私の両親の場合はかなり昔のスマホを使っており、なおかつ乗り換え先のプランで対応していなかったため新しく購入することにしました。各会社のホームページに対応しているスマホの一覧が掲載されているので必ずチェックしましょう。楽天モバイルの場合は下記サイトを参考にしてみて下さい。
切り替え前の準備を行う
メールアドレスの変更手続き
格安スマホへ移行するとキャリアメール(@docomo.ne.jpや@au.com等)が使用できなくなることが多いです。そのため、GmailやYahooメールなどのフリーメールへアドレスを変更するようにしましょう。「アドレス変更をする範囲が分からない!」という方は以下のサイトやアプリを参考に変更手続きをしてみましょう。
・会社や学校の緊急連絡先
・オンラインショッピング(Amazonや楽天)
・ネット銀行、証券会社
・家族や友人
・フリマアプリ(メルカリ、ラクマ等)
・SNS(Twitter、Facebook等)
・キャッシュレス決済アプリ(PayPay,auPay等)
・クラウドサービス(Evernote,Dropbox等)
基本的には過去のメールをさかのぼって確認すれば一通り変更先を網羅することができます。変更手続きは面倒ですが1回やってしまうと後がラクなのでやってしまいましょう。
LINE、電話帳、メール、写真などのバックアップ(スマホを新規購入する場合)
スマホを購入する場合、保存しているデータを移行する必要があります。データを移行する前には重要なデータを別の場所で保存するようにしましょう。具体的にはバックアップ用アプリを使って必要なデータを保存したりUSBメモリ等の外部メモリに重要データをコピーする作業を行います。
「バックアップの仕方なんて分からない!」と思われる方もいるかもしれませんが大切な連絡先を紙にメモするだけでもバックアップとしては有効です。また、思い出の写真については家族にLINEを送って保存するという簡単な方法もあります。まずは必要な情報は何なのかを明確にして、その上で別の場所に情報を保管するようにしましょう。バックアップは重要な作業なので家族や知り合いに詳しい方がいれば一緒にやってもらうのがオススメです。
また、家電量販店や薬局のポイントが貯まっている人で切り替え前に消費しておきたい人はこのタイミングで使うようにしましょう。
各アプリのパスワード確認
アプリを移行するとログインIDとパスワードの入力を求められます。普段から覚えている人は問題ありませんがログインIDとパスワードが分からないとスムーズに移行できなくなります。私の両親が新しいスマホに移行するときにはドコモのdアカウントが分からなかったためパスワードの再発行をしてもらいました。ぜひこの機会にパスワードの記録をとっていない人は紙に書いて第三者の目に触れない場所で保管しておきましょう。
切り替え作業
キャリアスマホのSIMロックを解除する(必要な人のみ)
ここでSIMカードとSIMロックについて簡単に解説したいと思います。なお、本節は今使っているスマホを継続して使う場合に必要な作業ですので新しくスマホを購入される場合は読み飛ばしてください。
SIMカードとは小型の記憶装置で利用者の携帯番号や識別番号、キャリアメールのアドレスを記録しています。SIMカードはスマホに挿入することによって通話やインターネット接続ができ、様々なスマホにSIMカードを差し替えるだけで利用できるというメリットがあります。しかし、日本の大手携帯キャリアでは自社の販売するスマートフォンには自社のSIMカードしか利用できないようにするためのロックがかかっています。これがSIMロックと呼ばれるものです。例えば、ドコモで購入したスマホにソフトバンクで発行されたSIMカードを挿入しても利用することができません。(ドコモで販売されているスマホでもSIMフリー対応スマホであれば他社のSIMカードを挿入して利用できます。)利用するためにはSIMロックを解除するという手続きが必要です。
SIMロックの解除方法はオンラインや店舗で実施する方法がありますが、場合によっては手数料が3000円程度かかるため注意が必要です。解除申請を行う前には必ずどれぐらいの費用がかかるか確認するようにしましょう。個人的には待ち時間が少ないオンラインで解除申請するのがオススメです。詳しい解除手順は各会社のホームページをご覧下さい。
MNP予約番号を取得する
次に電話番号を引き続き利用するための申請を行います。MNPとはMobile Number Portabilityの略で現在使用している電話番号を他社に移行しても引き続き使えるようにする制度です。申請方法はオンラインや店舗で実施する方法がありますが、私がオンラインで実施したときには5分程度で終わったため手早く終わらせたい場合はオンラインがオススメです。もし移行に不安がある場合は店舗に行って店員さんに不安な点を相談するようにしましょう。(ahamoやpovoなどプランによっては店舗での受付ができないものがございます。)
また、注意点ですがMNPを利用する際にも手数料が発生します。手数料は各会社や契約月などによって替わるため一概には言えませんが、5千円~1万5千円程度が一般的です(契約違反料含む)。私の両親が移行した際には1万円前後かかりました。最近では手数料が無料になる動きが活発なため詳しい料金については必ず各自で確認するようにして下さい。
新規契約の申し込みを行う
MNPの予約番号を取ったら乗り換え先の携帯会社で新規契約を行いましょう。新規契約を行うときにはMNPの予約番号を入力する必要があるので忘れずメモをとっておきましょう。新規契約を行うときのポイントは次の3つです。
・お得なキャンペーンをチェックする
・自宅にSIMカードが届く日をチェックする
・付属アクセサリーを一緒に購入する
各会社は新規契約に力を入れているためお得なキャンぺーンが開催されていることが多いです。ぜひ見逃さないようにしましょう。また、SIMカードがいつ届くのかをチェックしておく必要があります。新規契約の際には本人と本人確認書類(免許証など)が必要なので忘れずに準備しておきましょう。忘れやすいのが付属アクセサリーで、スマホをスマホをセットで購入する場合はスマホケースや保護フィルムも一緒に購入しておきましょう。
契約方法は各会社のホームページから手順に従えばスムーズに実施できます。申請方法に自信がない場合は各ショップで契約するという方法もオススメです。(ahamoやpovoなどプランによっては店舗での受付ができないものがございます。)
到着後の手続き
SIMカードを切り替える
オンラインで契約した後にSIMカードが届いたら使用するスマホに挿入しましょう。「挿入の仕方が分からない!」と思われるかもしれませんが付属される説明書に挿入方法が記載されているのでそちらを参考にしましょう。実際に私の両親が届いた冊子をご覧下さい。
このように到着後の冊子には分かりやすく記載されているためこの手順に従って進めれば問題なく設定できます。また、挿入後は必ずネットや通話ができることを確認しておきましょう。
開通連絡、初期設定を行う
SIMカードを挿入したら開通連絡を行う必要があります。開通連絡とはSIMカードが挿入されてスマホが使用できる状態になったことの報告のことを指します。指定された連絡先に電話をかけたら自動音声が流れて完了するという流れです。
この作業以後、以前契約していた通信会社のサービスが受けられなくなるので注意が必要です。移行していないデータがないか最終確認をしてから開通連絡をするようにしましょう。また、以前の通信会社との契約は開通連絡をした場合に自動的に解消されるため別途解約の手続きを行う必要はございません。
各種アプリの導入(スマホを新規購入する場合)
ここまで来れば後はもう少しです。以前使用していたアプリを導入して移行作業を完了させましょう。注意点としてはアプリを導入するとデータ使用量が増えるためWi-Fi環境のある場所で作業するようにしましょう。アプリの導入はすぐにしなくてもよいためしばらくスマホを使用してみて必要だと感じた場合にインストールするという方法でも問題ありません。
また、以前のスマホで使用していたアプリを引き継ぐ場合は新規ではなく引継という項目を選択して移行しないとデータが初期化される恐れがあるため具体的な手順を別途調べながら移行するようにしましょう。
おわりに
格安プランへの移行手順についてまとめましたがいかがでしたでしょうか。全体を見れば面倒くさそうに思えますが、一つ一つの手順はそこまで難しくないので設定さえ済めばあとは毎月の通信費を安く抑えることができます。もしこの記事を読んでよかったと感じた人はぜひ両親にも薦めて頂けると幸いです。この記事を読んで「格安プランへ移行してみよう!」という人や「両親に説得してみよう!」という人がいてくれたらとても嬉しいです。最後まで読んで頂きありがとうございました!
・必要な条件と最適なプランを検討する
・切り替え作業はSIMロック、MNP、メールアドレス、アプリが中心