読書会って興味はあるけど面白いの?
どんなことをするところなんだろう?
読書会は本について語り合う場所です!
経験者である筆者が魅力を語ります!
この記事では読書会に興味ある方に向けて読書会の内容や魅力について経験者がご紹介します。
「読書会に興味はあるけど面白いのかな?」「一人で参加するのは勇気がいる…」という方をよく目にします。私も読書会に参加するまでは不安に感じていましたが、実際に参加すると非常に楽しくてもっと早く参加しておけばよかったと思いました。
この記事ではこれから読書会に参加される方に向けて読書会の形式や面白さについてご紹介します。また、筆者が実際に体験した読書会レポートもご紹介するのでよければ参考にしてみて下さい!
本記事の内容/この記事はこんな人にオススメ
読書会とは?
読書会の目的
「そもそも読書会って何のためにするの?」という方に向けて読書会の目的をご紹介します。読書会に参加する目的を一言で表すと「読書によって得られた学びを共有すること」です。例えば同じ本を読んだとしても人によって抱く感想は十人十色です。様々な人の意見や考え方を知ることで「そんな解釈もできるのか」と自身の知見を広げることができます。
また、普段自分が読まない本を人に紹介してもらうこともあります。本屋さんに寄っても買わないような本でも人にオススメされたら読んでみようという気持ちになります。読書の幅を広げるために読書会に参加しているという人も少なくありません。(私自身も読書会で紹介されて読んだ本がたくさんあります。)
形式について
読書会には大きく分けて2種類の形式があります。
・課題本タイプ
・紹介タイプ
課題本タイプとはあらかじめ指定された一冊の本を読んでおきその本について語るタイプの読書会です。例えば課題本が「銀河鉄道の夜」だった場合、「宮沢賢治が伝えたかったのは〇〇だと思う」であったり「この本から得られる教訓は〇〇だと推測できます。」といったことを参加者同士で話し合います。
一方、紹介タイプでは自分の好きな本や読んで面白かった本を自由に紹介するタイプの読書会です。本のあらすじや面白いと感じた場所を魅力的に紹介すると効果的なためプレゼン能力が問われます。また、参加者から本の内容について質問されることもあるので紹介する本について知識を身につけておく必要があります。
開催方法
読書会の開催方法は主に2種類あります。
・オンライン(Zoomなど)
・オフライン(カフェ、読書バーなど)
オンラインでの形式はTwitterなどでよく開催が募集されており初心者でも気軽に参加できる点が魅力です。また、オフラインでの開催はカフェでドリンクやデザートを注文して雑談しながら楽しめる点がオススメできます。どちらの形式もよいですが初心者の方はオンラインで読書会の形式に慣れるのがオススメです。
読書会の魅力
知らない本と巡り合える
読書会に参加することで普段自分が読まないような本と巡り会うことができます。紹介される本は読書好きな人が厳選したオススメ本であるため読んでみる価値は高いと言えます。自分と感性の近い人のオススメ本ならなおさら読んでみる価値があります。
読書の幅を広げるためにあまり読まないジャンルの本を読んでみるのもオススメです。私は普段はエッセイを読まないのですが参加した読書会で俵万智さんの本を紹介されている方がいて読んでみたところ見事にハマりました笑 人から紹介された本を素直に読むのもよいですね。
本に対する理解が深まる
読書会に参加することで本に対する理解を深めることができます。読書会で本について語るためにはメモを書いて整理したり何回も読み直す作業が生じます。また、本の内容をアウトプットすることで思考を整理することができます。
読書会で本の内容を説明するとよく「どの部分が一番面白いですか?」と質問を受けます。そのような質問に受け答えすることにより自分の中で本に対する理解度が高まります。単に感想を伝えるだけでも楽しめますが、より理解を深めるという楽しみ方もできるのが読書会の魅力です。
本好きな人と知り合える
読書会を通じて読書好きな人と親交を深めることができます。私も何回か読書会へ通うようになり仲のよくなった人ができました。読書好きな人に紹介してもらう本は勉強になるものが多くとても参考になります。また、仲のよい人と読書関連のイベントに参加することもできます。
新しいコミュニティに所属できる
読書会にはコミュニティという側面もあります。 職場や家庭以外にも自分にとって居場所のよい場所を見つけることができます。本をきっかけに新しい出会いが期待できるのでもし本好きの人と仲良くなりたい場合は自分に合った読書会を探してみましょう。
多用な価値観を知ることができる
読書会には様々な人が参加します。住んでいる場所や職業が異なる人が同じ場所に集まって本を語ります。そのため、自分では気づかない視点で本を解釈されることがよくあります。「そんな風に捉えることができるのか」であったり「斬新な考え方だな」という感想を抱くことでしょう。
また、オススメの本を紹介される場合も同様です。私が過去に参加した読書会で読んだことのある本を紹介されたことはほとんどありません。様々な人が参加するからこそ多様な意見や考え方を知ることができます。自分の世界を広げることができるのも読書会の魅力です。
体験レポート
会場到着まで
ここからは私が実際に参加した読書会について体験レポートをご紹介します。会場は関西某所のカフェで指定された時間へ行くと何人かの方が既に到着していました。開始時間になるまで他の参加者と好きな本について雑談していました。ちなみに参加費用は1000円でした。
開始時間になり会場には15人前後の読書好きが集まりました。20代から30代の参加者が多かったです。職業は看護師や教師など様々なタイプの人がいました。簡単に自己紹介をしてからオススメ本の紹介が始まりました。
オススメ本の紹介
参加者は3つのグループに分かれてそれぞれオススメの本を一人ずつ紹介することになりました。私は一番最後だったため他の方のオススメ本を聞いていました。ここで、実際に参加された方が紹介した本について抜粋して解説します。
新世界より
・ストーリーが壮大(全1000ページ超)
・念力を身につけた人類が織りなす物語
・善悪や倫理観について考えさせられる
かがみの孤城
・学校に居場所のない男女が主人公
・「かがみの孤城」の正体とは?
・伏線回収がすごい!圧倒的感動!
2冊とも読書会で紹介されて読みましたが、大満足でした。読書会に参加しないと読まないようなジャンルだったので参加してよかったと本当に感じました。他の方の熱意ある紹介もあり読んでみようという気持ちになれました。もし興味があればぜひ手に取って読んでみて下さい。
オススメ本の発表
ここで私が紹介したオススメ本をご紹介します。
ペンギン・ハイウェイ
この本のテーマを一言で表すと少年の成長です。ある日街にペンギンが現れるという謎の現象に小学生のアオヤマくんが立ち向かいます。独自に調査を進めていくうちに歯科医院のお姉さんの不思議な力が関わっていることに気づきます。果たしてなぜペンギンがやってきたのか、謎は解明できるのか、そしてお姉さんの正体は?続きは本を読んで確かめてみて下さい。
こちらの作品は映画化もされていて私は映画館で鑑賞しました。ミステリーでもあり感動できる作品なので面白そうと思った方はぜひ本や映画で楽しんで下さい!
フリートーク
一通り本の紹介が終わるとそれぞれの感想や質問を行います。「どこでその本を知ったのか」や「他に面白い本があれば教えてほしい」といったものです。私も「本と映画どちらがオススメですか?」と質問をされました。
フリートークではぜひ積極的に相手に話しかけましょう。相手に対して興味・関心を持つことで会話が広がり、本についての知識を深めることができます。また、自分と本のセンスが近い人を見つけることもできます。一通りフリートークが終われば読書会は終了になります。
参加するときのポイント、注意点
どんな本を紹介すればいいの
紹介する本は基本的にテーマに合致していれば問題ありません。ただし読書会によっては紹介されているのが禁止されている本もあります。例えば、以下のような本は読書会によっては推奨されておりません。
・マンガや絵本
・政治、宗教関連の本
・マルチ商法を連想させる本
・特定の信条を批判する本
もし迷ったら最近読んで面白かった小説を紹介するのがオススメです。
知らない人ばかりで怖くないか
読書会で心配なのが参加して問題ないか、怪しい団体じゃないかという点かと思います。誰もがはじめて参加する読書会に不安を覚えますが、事前に評判をチェックすることで不安は軽減させることができます。一人で不安という場合は信頼できる友人と参加するのもオススメです。
また、最近ではオンライン形式での読書会も流行っているためまずはオンラインの読書会に参加してみて雰囲気を確認するのもオススメです。「初対面の人といきなり対面で会話するのは厳しい…」という方でもオンラインなら気軽に参加できます。
どうやって参加すればいいのか
読書会の参加方法はシンプルです。
・検索サイトやTwitterで調べる
・参加方法や規約を調べる
・参加申請を行う
基本的にはこの3ステップで参加することができます。オフラインでの読書会に参加したい場合は「読書会 関西 オススメ」などで検索して有名な読書会に参加してみるのがよいです。また、読書会専門で募集しているサイトもあるのでそちらも利用してみましょう。
おわりに
読書会について説明してきましたが参考になりましたか。新しいことをはじめるのは勇気がいると思いますが、本が好きな人はぜひ読書会に参加されることをオススメします。読書を通じて新しい世界を知ることができるのはとても魅力的で楽しいです。読書会なら多種多様な本や人と出会うことができるので気になった読書会を探してみて参加されてみてはいかがでしょうか。最後まで読んで頂きありがとうございました!
・読書会は好きな本や課題本について語り合う場所
・さまざまな本や人、価値観に触れることができる
・読書が好きな人は参加する価値アリ!
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