本の選び方が分からない…
どうやって決めたらいいの?
本の選び方って意外と難しいですよね!
オススメの選び方を解説します!
この記事では読書初心者の方に向けて失敗しない本の選び方を紹介します。
「どんな本を読めばいいのか分からない!」「たくさん本があって中々選べない…」という悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。私自身も本を読みはじめたときは本の選び方がわからず手当たり次第に読んでいました。今では自分なりの基準を決めて読む本を選んでいますが当時を振り返ると効率の悪い本の選び方をしていたと感じます。
この記事を読むことによって、読むべき本の判断基準を知ることができます。これから本格的に読書したいという方に向けて分かりやすくまとめたつもりです。「たくさん本を読むぞ!」という方はぜひ参考にしてみて下さい!
本記事の内容/この記事はこんな人にオススメ
最初に決めること
読書の目的を決める
本選びの第一歩は読書の目的を決めることです。そもそも皆さんは何のために本を読もうとしているでしょうか。ある人は「勉強するため」と答えるかもしれませんし別の人は「幅広い教養を身につけるため」と答えるかもしれません。
いずれにしてもその目的を達成するための本を選ぶことが重要です。すぐ本を探したくなる気持ちを抑えてまずは何のために本を読むのかをハッキリさせましょう。ここで、目的をもって本を選ぶメリットを紹介します。
・読むべき本が明確になる
・本から効率よく学びを得られる
・本を読むスピードが上がる
・自身の課題がハッキリ分かる
以前私は本を読むときに目的を決めずに漠然と読んでいましたが、目的を設定してからは本から得られる気づきや学びが増えました。また、目的意識をもって文字を追うことによって読書スピードも向上しました。読書だけに限った話ではありませんが目的意識をもつようにしましょう。
目的を実現できるジャンルを選ぶ
本を読む目的が決まったらどんなジャンルの本を選ぶべきかがある程度見えてきます。ここでは目的別に応じた本のジャンルについて紹介します。
・資格勉強のため→専用の参考書や過去問
・教養を身につけるため→哲学、経済等の入門書
・娯楽を味合うため→小説、ライトノベル
・スキルアップのため→自己啓発本
漠然と本を選ぶのではなく、ジャンルを絞った上で本を探すと自分の目的にあった本を選ぶことができます。上記はあくまで一例なので目的にあった本を選ぶことを最優先にして読むべき本を探しましょう。次は実際に本の選び方について解説していきます。
本の選び方
自分のレベルに合った本
実用書を読むときのポイントとして自分のレベルにあった本を選ぶことが挙げられます。初心者の方は入門書やマンガからスタートさせて徐々に難易度の高い本を読むようにするのが理想的です。自分のレベルにあった本を選ぶメリットは以下の通りです。
・基本的な知識を身につけることができる
・長期視点で効率的な学習ができる
・ステップアップする楽しさを経験できる
ここで私の失敗談を紹介します。私は以前経済について全く知らないにも関わらず難しい経済の本を読んで勉強しようと計画しました。そしてほとんど内容が理解できずに結局挫折してしまいました。
入門書やマンガを読むのに抵抗のある方はいるかもしれませんが、自分のレベルに合った本を読むのが一番勉強になります。また、基礎から正確な知識を身につけることで応用的な内容もスムーズに理解できるようになります。知識に自信のない場合は初心者向けの本から読んでみましょう。入門書やマンガ形式の本を読むことは恥ずかしいことではありません!
興味・関心をもった本
特に読みたい本が決まっていない場合は興味のあるジャンルの本を読んでみましょう。興味は時間が経過するごとに少しずつ変化します。今この瞬間に「面白そうだな」と感じた本を読むことで効率的に知識を身につけることができます。また、小説の場合はより長く記憶にとどまる効果も期待できます。
好きな本を読み進めていくとそこから興味・関心の幅が広がっていくのでまずは自分が一番好きで興味のあるジャンルの本から始めてみましょう。もし興味のある分野が分からない場合は別の記事で勉強するべきオススメジャンルについてまとめた記事があるのでそちらも参考にしてみて下さい。
歴史的に評価されている本
長い歴史を経て現代に残っている本は高い評価を受けていると言えます。歴史のふるいにかけられて残っている本はそれだけ幅広い時代の人から支持されている証拠です。例えば、私は推理小説が好きでアガサクリスティーの作品を読みますが、100年以上前の作品とは思えないほど印象的で面白いです。
小説に限らず哲学や自己啓発といったジャンルでも歴史的に評価されている本を読む価値は高いです。やや難解な本が多いという欠点はありますが、客観的に見て有益な本である可能性が高いためチャレンジしてみるのもオススメです。もし読むべき本が分からないという方は齋藤考さんの「古典力」という本に読むべき本がリストアップされているので興味があれば読んでみて下さい!
有名な受賞作・ノミネートされた本
主に小説を選ぶ際のテクニックですが、芥川賞や直木賞といった賞に選ばれたりノミネートされた本は選考委員が吟味して選んだ本であるため完成度の高い本と言えます。人によって好みがあるため必ず面白いとは言えませんが手に取ってみる価値はあります。本屋さんで特集されていることも多いため読む本を探すきっかけとしては向いています。代表的な文学賞を記載しますので本選びの参考にしてみて下さい。
・芥川賞
・直木賞
・本屋大賞
・『このミステリーがすごい!』大賞
・角川小説賞
・日本SF新人賞
今売れている本
今売れている本を手に取ってみる方法もオススメの選び方です。「最新の本は評価が不正確なため期待できない」という意見がありますが確かにその通りです。しかし、今売れている本と言うのは「みんなが興味をもっていること」なので世間からの関心度が高く読んでみる価値があると言えます。
私はAmazonとhontoのランキングを見るのが好きです。よくランキングを見て購入を検討する本もあります。リンクを掲載しておくので興味があればチェックしてみて下さい。話題の本は話のタネにもなるためキッカケ作りとして読んでみるのもオススメです。
好きな作家の書いた本
読書に慣れてきた方にオススメの方法ですが、作者を見て決める方法があります。小説であれば作家によって個性が現れるので自分が面白いと感じる作家さんの本を読むと楽しめます。もし好きな作家さんがいない場合は有名作家の代表作をいくつか読んでみるところからスタートさせましょう。
作者を見て決める方法は実用書にも適用できます。執筆している本のジャンルに精通しているか、信頼できる人物かをチェックするだけでもハズレ本を引くリスクを下げることができます。はじめの内は作者はあまり気にしなくてもよいですが慣れてきたら誰が書いた本なのかをチェックするようにしましょう。
人から紹介された本
自分よりも詳しい人のアドバイスは参考になりますが、読書についても同じことが言えます。以前、私は読書バーという所によく通っていましたがそこで出会った人から紹介された本をよく読んでいました。自分では中々選ばないような本が多く実際に読んでみると面白い本が多くありました。読書好きな人が教えるオススメの本はとても参考になるのでぜひ「オススメの本を教えて下さい!」と聞いてみましょう。その際は自分が今まで読んで面白かった本と一緒に伝えると効果的です。
もし身近に読書好きな人がいない場合は読書会に参加するのがオススメです。読書会とは本好きな人が集まってオススメの本を紹介する会を指します。興味のある方はこちらの記事を参考にしてみて下さい。読書する目的が「新しい価値観に触れて知見を広げる」という方にはうってつけなので近場の読書会に参加してみましょう!
実際に手に取って決める
本屋さんが近くにある場合は実際に足を運んで読む本を決めてみましょう。その際に以下のポイントをチェックしてみましょう。
・表紙
・タイトル
・筆者
・筆者の経歴
・目次
・冒頭数ページ
特にオススメなのが目次を読む方法です。目次を読むことで本の概要を把握することができます。「自分の知りたい情報がまとめられている」と感じたら買うことをオススメします。逆に「今の自分には必要ない」と感じれば購入する必要はありません。
本を読み続けていくうちに良い本の傾向が少しずつ分かるようになるため自分なりの判断基準を決めて読むべき本を選びましょう。
書籍サイトを見る
「自分で読む本を決められない!」という方は書籍サイトを見てみましょう。書籍サイトには様々な人が本の感想を書いています。それらの感想を読んで面白いと感じた本を読んでみるのも一つの方法です。
書籍サイトでレビューしている人は読書家の人が多く信頼できるレビュアーと言えます。もちろん、レビューを鵜吞みにするのはよくありませんが、参考にする分には十分な情報と言えるのでぜひサイト巡りをしてみてはいかがでしょうか。オススメの書籍サイトを掲載しておくので興味がある方はチェックしてみて下さい!
自分の悩みを解消してくれる本
読書をする目的の一つに悩みや不安を解消する側面があります。もし特に読みたい本がない場合は今自分がどんな悩みを抱えているのかを考えてそこから読みたい本を決めてみましょう。参考までに読みたい本の決め方をご紹介します。
・お金がない⇒ 節約術の本
・時間がない⇒ 時間術の本
・転職したい⇒ スキルアップの本
・気分転換したい⇒ 小説、エッセイ
・何となく不安⇒ 自伝、瞑想の本
フィーリングで選ぶ
最後に紹介するのはフィーリングで選ぶ方法です。「フィーリングで選んでいいのか!」と思われるかもしれませんが、直感的に良いと感じた本は個人的な経験から読んでよかったと感じる本が多かったです。「直感の七割は正しい」と言われるぐらいですから、ぜひ本を調べて「これだ!」と思った本を読んでみましょう。
私もたまにですがふらっと本屋に寄って面白そうな本を買って帰ることがあります。普段なら絶対読まない本と巡り会えるため時々ですが自分の直感を信じて読みたい本を決めています。読書の経験があればあるほど精度が高くなるので慣れてきたらフィーリングで本を決めるのもアリです。
よくある疑問と回答
一度にたくさん購入するのはあり?なし?
「読みたい本がたくさんあるけど一度にまとめ買いして読めるかな?」と疑問に感じる方はいるかもしれません。オススメな方法としてストックする本の量を決めておく手があります。
一度に大量に買った場合でも読むのは当分先になりますし、時間が経過したら興味が薄れて読みたくなくなってしまうことがあります。そのため、「この量ならなんとか近いうちに読めそうだな」と思える量であればまとめ買いすることをオススメします。読書初心者の方は3冊~5冊程度をストックして読みたい本を購入してみましょう。
本の選び方でやってはいけないことは?
本の選び方で避けてほしいことがあります。それは値段を見て買うかどうか判断することです。確かに値段はモノを購入する際の重要な判断基準ですが、本については自分が読みたいと思えるかどうかという感覚を優先するようにしましょう。
本は比較的安価で購入することができ、図書館を使えば無料で読めるため値段を基準に買わないということは参考になる本を逃してしまう恐れがあります。また、本によって得られた知識は将来的に自分に還ってくるため値段で判断することは避けたいです。専門書のようにあまりに高い場合は別ですが、もし値段が原因で迷う場合はぜひ購入しましょう。
本屋とネット どちらで買えばいい?
私は読みたい本が決まっている場合はネットで購入し、特に読みたい本が決まっていない場合は本屋へ行っています。ネットで購入する場合、ポイントが多くもらえることがあるためよく利用しています。また、電子書籍の場合は定期的にキャンペーンをしているためお得に購入することができます。
一方で、本屋には様々な本に触れることができるというメリットもあります。「タイトルが気になるけどどんな内容なんだろう」と気になって読んでみるということもできるためネットと本屋にはそれぞれのよさがあります。また、本屋の雰囲気も好きなため気分転換としていくのもオススメです。
どうすれば本を安く読めるの?
本を安く読むための方法はズバリ次の3つです。
・図書館で借りる
・フリマサイトで購入、売却する
・Kindle Unlimitedでまとめ読みする
おわりに
本の選び方について紹介してきましたが、気になる選び方は見つかりましたでしょうか。全部で11個の選び方を紹介しましたが、全てを実践する必要はありません。自分にとってこの選び方がいいなと感じたものを優先するようにして下さい。最初は中々面白いと感じる本に巡り合えないかもしれませんが、読み進めていく内にだんだん本選びのセンスも養われていくため失敗を恐れずどんどん本を読んで読書の楽しさを味わいましょう!
・自分の知識レベルに合った本を読むのが王道
・自分だけの本の選び方を見つける