【経験談あり】メンタルに関するオススメ本全7冊を紹介します!

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メンタルが弱い自分を変えたい!
どうしたらいいんだろう…

栗山マリ
栗山マリ

メンタルについて勉強してみましょう!
違った考え方ができるようになります!

この記事ではメンタルに自信のない方に向けてメンタルを強く保つためにオススメの本をご紹介します。

「自分に自信が持てなくてうつ病になりそう…」「もっとポジティブになりたい」という方はとても多いと思います。私自身も過去にメンタルの不調からうつ病を発症しましたが、うつ病になる前にメンタルに関する知識があればと後悔しています。

この記事はメンタルやうつ病に関する本を紹介することにより精神的な不調を未然に防ぐことを目的にしています。専門的な本は除いていますので普段あまり本を読まない人でも読みやすい本を紹介しております。他の人と比べてメンタルに自信がない方はぜひ参考にしてみて下さい。

本記事の内容/この記事はこんな人にオススメ
・ネガティブな考え方をしがちな人
・メンタルの不調を未然に防ぎたい人
・うつ病について理解を深めたい人

メンタルのオススメ本7選

森田療法

この本はタイトルにある通り森田療法という精神療法について解説されています。精神科医の森田正馬さんが生み出した療法で、簡単に解説すると「あるがまま」を受け入れることで不安な気持ちを克服する方法です。本書の目次を引用します。

目次
 ・はじめに 「森田療法」とは何か
 ・1章 森田療法の基礎理論
 ・2章 神経質(症)のメカニズム
 ・3章 神経質(症)の諸症状
 ・4章 神経質(症)の治し方
 ・5章 日常に生かす森田療法

不安な気持ちを克服する方法としては投薬治療が連想されますが、森田療法では不安な気持ちを受け入れることで克服することを目指しています。この点が他の精神療法と異なり幅広い人から支持を得ています。「コンプレックスで悩んでいる」「漠然とした不安がある」という方にオススメの1冊です。詳細な内容を知りたい方はこちらのサイトをご覧下さい。

森田療法とは | 東京慈恵会医科大学 森田療法センター
森田療法センターの森田療法とは、慈恵医大精神神経科・初代教授の森田正馬が自らの神経症体験を通して創始した、入院を基本とする日本で生まれの神経症「精神療法」です。

うつ病九段

「うつ病九段」は将棋のプロ棋士である先崎学九段が執筆した本でどのようにうつ病を発症し克服したのかが詳細に描かれています。個人の体験談であるものの先崎九段の兄が精神科医ということもあり本書で解説されている内容には説得力があります。ここで本書で紹介されているエピソードを解説します。

アマチュア(初段)相手に将棋を指したものの思うように頭が働かず、やっとの思いで勝つことができたという体験談がありました。本来であればプロが初段のアマチュア(初段)に苦戦することは考えられません。「うつ病は脳の病気である」と本書で主張されている内容を裏付けるエピソードです。

将棋に詳しい方はもちろん、将棋に詳しくない方にもオススメできる一冊です。「うつ病になったらどうなるの?」「家族や友人はどうやってサポートすればいい?」「どうしてうつ病になったの?」と思う人はぜひ手にとってみてください。詳しい内容は以下の記事を参考にして下さい。

【感想】うつ病九段のあらすじと解説を元うつ病がまとめました!
人気プロ棋士である先崎学九段にうつ病が襲い掛かりました。本書はうつ病を体験した先崎九段の闘病エッセイです。なぜうつ病になったのか、どのような苦悩があったのか、そしてどうやってうつ病を克服したのかが詳細に記録されています。将棋が好きな方はもちろん、うつ病について知りたい方にもオススメできる一冊です。

あなたの大切な人がうつ病になったら

本のタイトルの通り、あなたの大切な人がうつ病になった場合の対処法についてまとめられた一冊です。本書では以下のケースについて詳細に解説されています。

本書で解説されているケース
 ・夫や妻、恋人がうつ病になったら
 ・親や息子、娘がうつ病になったら
 ・部下、同僚がうつ病になったら

様々なケースを想定してどのように接すればよいのかが分かりやすくまとめられています。共通して言えることとして、「普段通りに接する」という方法が効果的であると書かれています。気を使ったり心配したりするとうつ病患者に伝わり、不安な気持ちを起こしてしまうため普段通りに接して自然に回復することを待つことが大切であると主張されています。うつ病経験のある私の意見としても同意できます。

周りにうつ病の人がいるケースはもちろん、自身のうつ病を未然に防ぎたい場合にもオススメなのでぜひ読んでみて下さい。

仕事休んでうつ地獄へ行ってきた

この本は元日本テレビアナウンサーの丸岡いずみさんによって執筆された本です。明るく快活なイメージがある丸岡さんですが、壮絶なうつ病との戦いが記録されています。個人的に参考になったポイントは次の2点です。

本書のポイント
 ・抗うつ薬に対して正しい知識をもつ
 ・「大丈夫?」とうつ病患者へ連絡しない

丸岡さんは当初抗うつ薬に対してよいイメージを抱いておらず、服用していなかった時期がありました。しかし、一向に回復しないため抗うつ薬に対する理解を深めて服用するようになりました。その結果、症状は改善され復帰に至ったという経緯があります。うつ病についての知識を身につけたい方やうつ病の知り合いがいる方に読んでもらいたい一冊です。

マンガでわかりやすいうつ病の認知行動療法

この本は認知行動療法についての基本的な7つのステップが紹介されています。認知行動療法とは簡単に言うと考え方のクセを変えることで気持ちを楽にする方法です。本書で紹介されている7つのステップをご紹介します。

7つのステップ
 ・ちょっと立ち止まる
 ・問題を整理する
 ・行動で気持ちを刺激する
 ・考えを切り替える
 ・問題解決力を高める
 ・伝え方を工夫する
 ・考え方のクセに気づく

「挨拶したのに無視された…」や「頑張って仕事をしているのに評価されない…」といった感情を起こしてネガティブな気持ちになることはないでしょうか。認知行動療法を学ぶとこのような感情を起こす前に考え方を修正することができます。

ネガティブ思考な人やこれから職場に復職する人にぜひ読んでほしい1冊です。タイトルにうつ病と書かれていますが、うつ病ではない人にもとてもオススメできる本です。

ちょっと今から仕事やめてくる

この本はブラック企業で働く主人公が偶然同級生と出会うところから物語が始まります。しかし、出会った同級生は3年前に亡くなっていたことを知ります。偶然出会った同級生の正体は何者なのか?そしてブラック企業から脱出できるのか?という疑問を抱えながらストーリーは進みます。

あくまでフィクションの小説ですが社会人の働き方について考えさせられる内容になっています。「苦しい思いをしてまでどうして働かないといけないのか」「辛いことから逃げてもよいのか」ということについて考えるきっかけになる小説です。分かりやすく簡潔な文章で書かれているためサクッと読むことができる点もオススメです。仕事に悩んでいる人や転職したいと考えている人に読んでほしい本です。

うつぬけ

この本は様々な職種の人が体験したうつ病についての経験談がマンガで紹介されています。

紹介されている人の職業
 ・ロックミュージシャン
 ・小説家
 ・外資系OL
 ・占い師
 ・脚本家

なぜうつ病になってしまったのか、どのように克服したのかが分かりやすくまとめられています。人によってうつ病のきっかけや克服法は様々あるので正解はないということをこの本を読んで学びました。「うつ病になってしまいそう」「メンタルが不安定」という方に読んでもらいたい一冊です。詳しく知りたい方は下記サイトをチェックしてみて下さい。

うつヌケ (田中 圭一) ~うつトンネルを抜けた人たち~ UTSUNUKE KEIICHI TANAKA
田中圭一「うつヌケ」特設サイト。パロディマンガの巨星がマジに描いた、明日は我が身のうつ病脱出コミック!

コラム -うつ病になったら本が読めなくなる?-
うつ病になったら文字を認識することができず読書ができなくなるという体験をされた方が多くいます。私もその一人です。うつ病を発症した直後は本を読むことが全くできませんでした。具体的には、文字が頭の中に入ってこず内容が理解できないという症状でした。その後じっくり療養して頭を休ませることでこの症状は改善されました。もし本を読めなくなったとしても焦る必要はありません。じっくり体を休ませることが先決です。体調が回復したら今まで読めなかった分たくさん本を読みましょう。

おわりに

メンタルに関する本を紹介してきましたが気になる本は見つかりましたか。うつ病に関する本を多く紹介した背景に、どのようにうつ病になってしまったのかを客観的に学ぶことで自分自身がうつ病になることを未然に防ぐ目的があります。「この人の境遇は私に似ている」「このままいくと私もうつ病になる」と思ったらすぐに課題の対処をする必要があります。ぜひ体調がよいうちからメンタルが不調になったときを想定しておきましょう。最後まで読んで頂きありがとうございました!

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