社会人ってどんな勉強をするの?
勉強するべきジャンルを知りたい!
個人的オススメジャンルを紹介します!
今勉強すると将来の自分のためになります!
この記事では社会人に向けて勉強の必要性と勉強するべきジャンルについてご紹介します。
「社会人になってからも勉強しないといけないの?」「家にいる時に勉強するのは面倒」という気持ちはとても理解できます。私自身も同じことを考えていました。入社してすぐに簿記とデータベースの資格を取得しましたが、非常に大変でした。「仕事をするだけで大変なのに家で勉強したくない…」と当時は何度も感じました。しかし、今になって思い返すとあの時勉強しておいて良かったと感じることがたくさんあります。
この記事では主に20代30代の社会人に向けて「なぜ勉強するのか」という理由を解説したいと思います。この記事を読むことによって勉強の重要性と勉強するべきジャンルを理解することができます。普段あまり勉強していない人にもわかりやすいようにまとめました!
本記事の内容/この記事はこんな人にオススメ
社会人と勉強について
どれぐらいの社会人が勉強しているのか
平成28年度に公表された総務省の社会生活基本調査によると、社会人の1日あたりの平均勉強時間は6分です。また、リクルートワークス研究所によると年齢別に勉強している人の割合は以下の通りです。
勉強している社会人の割合
15~24歳 39.7%
25~34歳 47.3%
35~44歳 40.2%
45~54歳 36.8%
55~64歳 38.2%
65歳以上 39.9%リクルートワークス研究所 全国就業実態パネル調査2019データより
これらのことから、①そもそも社会人の半数以上は勉強していない②勉強時間が非常に少ない ということが伺えます。
なぜ勉強しないのか
社会人が勉強しない理由については様々あります。主な原因を以下にまとめました。
・勉強する時間を確保できない
・仕事が忙しくて勉強する気になれない
・何を勉強すればいいのか分からない
・現状に満足している
・他に優先させることがある
確かに様々な事情から勉強しない、もしくは勉強できないことが理解できます。特に時間が足りないという悩みは皆さん抱えているのではないでしょうか。
普段の仕事が忙しくて勉強する時間が取れないという問題は深刻です。別の記事で時間を生み出す方法についてまとめておりますのでよければ参考にして下さい。
なぜ社会人になって勉強するのか
自身の価値を高めるため
勉強する目的の一つに自分自身の価値を高めることが挙げられます。ここではまず社会人の勉強について簡単に解説したいと思います。社会人と学生の勉強は取り組み方に大きな違いがあります。
・指定された範囲で勉強する
・定期テストや試験が存在する
・勉強しなければ補修や指導がある
社会人
・勉強する分野を自分で決める
・テストが存在しない
・勉強しなくても誰にも怒られない
ご覧の通り、社会人の勉強は自由です。しかし、自由には責任が伴います。勉強しなかった場合、その結果がすべて自分に跳ね返ってきます。もし全く勉強しなかったときに会社をクビになってしまった場合、再就職が困難になることは明らかです。「もし会社がなくなったとしても生きていけるのか?」という意識をもつと勉強の重要性が理解できると思われます。
変化に柔軟に対応するため
「この世に生き残る生物は、激しい変化にいち早く対応できたもの」というダーウィンの言葉があります。(本人の言葉ではないという説もあります。)勉強することによっていち早く環境へ適応することができます。ここでの勉強とは、最新の知識へ情報をアップデートするという意味に近いです。
例えば、今ではプロゲーマーやユーチューバーと言うと職業が存在していますが、10年前では考えられないような職業です。これからも恐らく新しい職業はどんどん増えていくと思われます。逆になくなってしまう職業も存在します。そのような環境で生き残るためには、常に最新の情報を把握しておく必要があります。
「10年後、20年後の自分のために何ができるのか」と考えた時に勉強するという選択肢は有効だと考えています。
将来の自分を助けるため
「終身雇用の崩壊」「大手企業の早期退職」こんなニュースをご覧になられたことはございますか。確かに以前は会社に入社すれば一生同じ会社で働くというモデルが存在しましたが、現在では崩壊しつつあります。
「今まで勤めていた会社が外資系の会社と合併した」という話もよく耳にします。そのような状況の中で頼れるのは自分の知識とスキルです。勉強という言葉を「将来への投資」と考えると勉強してみる気持ちになれるかもしれません。
収入を高めて生活を豊かにする
勉強することによって自身の能力を高めると別の会社へ転職したり全く異なる業界へチャレンジするという選択肢が生まれます。さらには独立してフリーランスとして働いたり会社を設立するといったように様々な可能性が生まれます。もし勉強していなかった場合これらの選択肢を選ぶことができません。
自身の能力を高めて他の人にはできない仕事ができるようになれば年収アップも期待できます。
定年が延長されつつある
以前は定年が55歳だったという事実を皆さんはご存じでしょうか。それが60歳になり65歳へ引き上げられ、将来的には70歳になるのではないかと私は考えています。そのような状況では今まで述べてきたリスク(会社をクビになる、今までの仕事がなくなる)がより高くなります。短期的な視点ではなく長期的な視点で考えれば勉強の重要性が分かります。
どんな勉強をするべきなのか
ITスキル
ここまでで勉強の重要性を解説しましたが、ここからはどのようなジャンルを勉強するべきなのかについてご説明します。
まず最初はITスキルです。私がSEという職業であることも考慮に入れていますが、ITスキルは今後重要度を増す見込みです。ここでのITスキルとは専門的な内容ではなく、普段使用するパソコンやスマートフォンを使いこなせるようになるという意味です。具体的には以下の内容がオススメです。
・事務作業用ツール(Word、PowerPoint、Excel)
・パソコン操作(タイピング、ショートカットキー)
・プログラミング(マクロ)
特にマクロはオススメです。簡単なプログラミングを習得しておくと普段している作業を効率化することができます。初心者にも始めやすい言語なのでぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
金融知識(会計・投資)
二つ目にオススメするのが金融知識です。なぜお金の勉強をする必要があるかと言うと、これからの人生でお金はずっと使い続けるものだからです。そのために簿記の勉強をしてみることを皆さんにオススメします。
「簿記なんであんまり実用的じゃなさそう。」と思われる方もおられますが、実際に勉強してみると非常に実用的なことが分かります。私は簿記を勉強してから会社の経営状態やどのような支出や収入が存在するのかを把握できるようになりました。簿記の勉強をきっかけに株式投資も始めることができ、お金を運用するために必要な最低限の知識も習得することができました。
もしスキルアップをして転職する場合に「この会社の経営状態はいいな」といった視点で転職先を選ぶことも可能です。
ロジカルシンキング・問題解決
ロジカルシンキング・問題解決能力を高めることで様々な課題やトラブルに対処することができます。普段仕事をしているときに何の問題も発生せず一日を終えることは少ないのではないでしょうか。SEとして働いていると、常に予期せぬトラブルに見舞われます。
「突然サーバがダウンした」や「パソコンが突然止まって動かなくなった」といったことはよく発生します。そのような状況のときに物事を論理的に考え解決するために必要な方法を提案する能力が重要になります。この分野を勉強することで今後発生する様々な問題にうまく対処することが可能です。
これから勉強したいと思う方のためにオススメ本を紹介します。興味があればチェックしてみて下さいね。
英語
四つ目は英語です。英語の勉強をされている方は多いと思いますが、なぜ英語を勉強する必要があるのかと聞かれたときに明確な答えを出せるでしょうか。私は「英語によって得られる情報量が格段に上がるため勉強している」と答えます。
例えば海外のニュースなどを英語で理解できるようになると収集できる情報の幅が広がります。TOEIC で満点を取る!と言ったハードルの高い内容までは必要ありませんが、普段よく使う単語やビジネス用語など最低限の英単語や文法は習得しておきたいです。
経営、経済
五つ目は経営と経済です。普段あまり経営や経済について勉強していない方もいるかもしれませんが、実際に勉強してみると有効性に気づくことができます。
私が経営と経済の勉強をするきっかけになったのが株式投資です。「世の中には知られていない会社がたくさんあるな」というところから始まり「成功している会社の経営ってどんなことを工夫しているんだろう」と疑問を感じて経営の勉強を始めました。経営の勉強をはじめてからはどのような人材が役に立つかという視点で物事を考えることができました。
また、同時に経済の勉強も始めましたが、「今の世の中の流れがどのようになっているのか」や「今後の世の中にはどのようなスキルが求められるのか」といった考え方ができるようになりました。本屋さんに足を運んでみて入門書を読んでみるところから始めてみてはいかがでしょうか。
これから勉強する人に向けて
まずは自分に興味のある分野を勉強する
これから勉強を始める人はまず自分に興味、関心のある分野から始めてみましょう。よく勉強を始める人にありがちなのが重要な分野を優先して勉強するという考え方です。考え方はよいのですが、勉強を継続させるという観点で考えた場合、興味のある分野を勉強することが大切です。まず自分にとって取り組みやすい分野の勉強を始めてみると興味の幅が広がります。そこから派生して重要な分野の勉強をしてみることがオススメです。
最初は10分だけで問題ない
勉強する上で大切な心がけがあります。それは完璧を目指さないことです。最初の内は1日10分だけでも問題ありません。勉強を始めてすぐの間は2時間、3時間勉強しよう!と考えがちですが、継続することは困難です。最初の一週間だけ2時間勉強して後は勉強しなければあまり効果は期待できません。まず最初は勉強を習慣付けるところから始めてみましょう。
目標と目的を設定する
勉強を継続させるためにはモチベーションが必要です。モチベーションとは「あんなことがしたい」「こんな風になりたい」ということをイメージすることです。「資格を取ったら会社から5万円支給されるから勉強しよう!」であったり「海外の本を原文のまま読みたいから英語の勉強をする」といった目標設定はモチベーションの観点で効果的です。目標は具体的に、目的は身近なものに設定するのがコツです。
会社にいるときこそが勉強のチャンス
会社にいるときこそが勉強をするチャンスだと私は考えています。例えば、先輩には学ぶことが多くあります。「文章の書き方なら〇〇さんが上手いな。効率化のことは△△さんに聞こう」という風に先輩から能力を吸収できるようになることが理想的です。
また、普段の勉強で得られた能力を発揮できる場所としても職場は有効です。ぜひ勉強したことを会社で発揮できるようにしてみましょう。
自分に合った教材を選ぶ
勉強する上で必要なのが教材選びです。教材は様々ありますので自分にあったものを選びましょう。選ぶ基準としては難易度や時間、費用といった観点で選びましょう。
・本
・セミナー、勉強会
・通信教育
・大学、大学院
・e-ラーニング、Web講習
おわりに
勉強の重要性とオススメジャンルについて紹介してきましたがいかがでしたか。勉強と聞くと難しくて取り組みにくいイメージですが、知識のアップデートを行うと考えれば取り組みやすくなると思います。勉強するのは若ければ若いほど効果的です。人生で一番若い時期は間違いなく”今”なので今勉強しましょう!
・ITスキル、金融知識、問題解決、英語、経営がオススメ
・少しずつでいいので勉強する習慣を身につけるべき
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