親がもうすぐ定年だけど老後のお金は大丈夫かな?
子供として手助けできることがあればしたいな
老後の不安は知識で解消しましょう!
お金に関するオススメ本を紹介します!
この記事では老後のお金について解説されている書籍を10冊ご紹介します。
「年金って将来もらえるのかな?」「医療費や介護費ってどれぐらいかかるの?」といった老後の不安は誰にでもあると思います。私自身も年金や介護費について全く知りませんでしたが、お金に関する本を読むことで以前よりも知識が身につき老後の不安が解消されました。
この記事を読むことで老後にかかるお金やお金に関する基本を熟知できる入門書を知ることができます。ぜひこの記事を家族にも紹介して頂き老後資金について考えるキッカケにして頂ければ幸いです。また、簡単に内容をまとめたTwitterの投稿をご紹介しますので参考にして下さい。
本記事の内容/この記事はこんな人にオススメ
老後の過ごし方やお金に関する本を10冊以上読んで4枚のイラストに対策をまとめました! pic.twitter.com/Hnd5cbNDS9
— 栗山マリ@副業×うつ病×メガネ (@kuriyamamari) February 18, 2021
老後のお金(貯める編)
一般論はもういいので、私の老後のお金「答え」をください!
この本はタイトルの通り老後のお金について詳細にまとめられています。職業や年齢別に応じた年金受給額の試算が掲載されていてとても具体的な点が特徴です。他にも年金や病気、介護にかかるお金について紹介されていて参考になる記述が多くありました。私はこの本を読んで初めてねんきん定期便の存在や年金支給時期の繰り下げについて知りました。これから定年を迎える人にはもちろん20代30代の人に読んでもらいたい本です。
50代から老後の2000万円を貯める方法
老後に2000万円が足りないと一時期話題になりましたが、この本では50代から2000万円を貯める方法について紹介されています。特徴的なのが起業や副業といったお金を稼ぐ方法ではなく格安SIMへの切り替えや申請制度等を使ってお金を節約することによって2000万円を貯めているという点です。そのため、再現性が高く本を読んだ人でも実行に移しやすい点が特徴です。以下のような記載が特に印象に残っています。
・元気な内に親の資産を把握しておく
・相続税の計算は専門の税理士に頼む
・特別支給の老齢厚生年金を忘れず申請する
・65歳の誕生日の2日前に退職して失業保険を申請する
ファイナンシャルプランナーである筆者の実体験がまとめられた本なので説得力があります。ぜひ40代、50代の方に読んでもらいたい一冊です。マンガ形式であるため1時間ほどでサクッと読める点もオススメポイントです。
50歳から始める! 老後のお金の不安がなくなる本
この本は公的年金や退職一時金などの制度について詳細に解説されており、具体的にどのような行動・手続きをすれば不安が解消されるかが記載されています。これからの100年時代を見据えてどのように資産管理を行うべきなのかが分かる指南書と言える本です。不安な気持ちに駆られて必要のない保険に契約したり、リスクの高い株式に投資をするといったありがちな失敗パターンについても紹介されています。本書でまとめられている内容の一部をご紹介します。
・老後に必要なお金は平均値で判断しない
・公的年金を上手に活用して受給額を増やす
・つみたてNISA、iDeCoを活用して老後資金を増やす
・退職一時金、公的年金の受け取り方を工夫して税金を減らす
不安になる原因は「分からない」「知らない」ことにあるため正しい知識を身につければ不安は低減されるという記述が印象に残っています。40代、50代の方で実践的な資産運用について知りたい方にぜひ読んでもらいたい本です。
老後のお金(守る)
脱・老後破産マニュアル 40代50代から準備する合理的なマネープラン
こちらの本は老後破産を防ぐための方法が論理的に紹介されており、最悪の場合に備えて様々な制度が解説されております。老後破産を防ぐための2つの方法を本書より引用します。
・リタイアするまでに収入>支出を構築する
・医療、介護のリスク対策を行う
収入については公的年金を引き下げたり追納制度を活用することで受給額を増やす方法が解説されています。また、医療と介護のリスクについては自分自身で簡単な介護スキルを身につけることが推奨されています。他の本と比べて「自己破産」や「生活保護制度」についてを触れられている点が特徴的です。お金を守る方法について詳しく知りたい方に参考になる本と言えます。
やってはいけない老後対策: 定年後貧困にならないための処方箋
こちらの本は元国税調査官の書いた本で節税方法に加えていかに将来多くの年金を受給できるのかについて解説されています。65歳の2日前に退職して雇用保険を多めにもらう方法や、小さい会社を起業することによって厚生年金の支払額を最小限に抑える方法が解説されています。副業の方法についても触れられているため30代、40代の方に読んでもらいたい本です。この本を読んで税金を抑える方法を実践することによってお金を守る力を身につけましょう。
老後のお金(読み物)
74歳、ないのはお金だけ。あとは全部そろってる
牧師の家庭に生まれ育ち4人の子供を育て上げ、現在は公営住宅に一人暮らしをしている74歳の女性が書いた本です。インパクトのあるタイトルですが内容は基本的な健康術、1か月の支出、人生哲学についてまとめられています。個人的に印象に残った内容をまとめてみました。
・健康が一番の節約
・手作り料理と筋トレで健康維持をする
・シルバー人材センターで適度に働く
・介護者の会で情報収集を行う
一般的には老後にはたくさんお金が必要というイメージですが、こちらの本を読めば「そんなにお金って必要ないのかな?」と感じるようになります。特に「物には寿命を全うしてもらう」という考え方に共感しました。「楽しくないと人生じゃない」という考え方の基どのような生活を送っているのかに注目して読むと学びや気づきが多くなるでしょう。
下流老人 一億総老後崩壊の衝撃
この本は老後にお金が尽きてしまい最低限度の生活を送ることが困難になる老人の実態について解説されています。なぜ老後にお金が無くなってしまうのか、どのようにすれば満足のいく老後を送ることができるのかが具体的かつ分かりやすく紹介されています。老後に最低限度の生活を送るために必要な準備として以下の方法が紹介されています。
・貯蓄する
・知識を身につける
・人間関係を充実させる
どれだけ個人で努力したとしても下流老人になってしまうときはあると本書では主張されています。予想以上に医療費がかかったり有料老人ホームの料金がかさみ貯金が減る等、想定できない事態が発生することにより貧困に陥る可能性が指摘されています。「下流老人を生んでいるのは社会である」と繰り返し強調されており個人の能力不足や怠惰などが原因とは言えないと理解できます。
老後の残酷な実態がリアルに描写されていて読むのをためらう人も少なくありませんが、参考になる部分がとても多いのでぜひ読んでみてはいかがでしょうか。
お金の知識 入門書
本当の自由を手に入れる お金の大学
「お金について全然知らないから勉強したい…」という方にオススメなのがこちらの本です。「貯める・稼ぐ・増やす・守る・使う」の5つの力を身につけることでお金に困らないようにする方法がイラスト付きで紹介されています。特に固定費の見直し方について具体的に解説されており、誰でも取り組める内容になっているので「毎月の支出を少しでも減らしたい!」という方に読んでもらいたいです。私も本書を参考に通信費と保険料を引き下げることができました。
筆者である両学長はブログ、Youtubeでも情報発信をしているため興味のある方はぜひアクセスしてみて下さい!
図解・最新 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!
タイトルの通り、お金の増やし方について初心者向けに分かりやすく解説されています。投資関連の話が中心で、難しい専門用語がないため投資を知らない人でも理解できる内容になっています。また、お金の守り方についても紹介されており中でも「銀行に近づいてはいけない」というアドバイスは初心者にとっては意外に思われるかもしれません。気になる方はぜひ本書を手に取って読んでみて下さい。
ちなみに筆者は外資系証券会社や保険会社に勤めた実績のある山崎元さんという方で同様の本を多数出版されています。
節約・貯蓄・投資の前に 今さら聞けないお金の超基本
この本はお金全般に関する知識や制度について幅広く解説されています。そもそも「お金とは何か」という説明から始まり「稼ぐ・納める・貯める・使う・使う・備える・増やす」と各ジャンルで解説されています。他の本と違う点としては「納める・備える」という部分に着目している点が挙げられます。初心者の方が読めば一通りのお金全般に知識が身につくためこれからお金の勉強をはじめてみたい方にオススメです。
おわりに
老後のお金に関する本をご紹介してきました。「この本面白そう!」という本があればぜひ購入されてみて読んで頂けると嬉しいです。普段家族でお金の話をあまりしない方はこの機会に老後のお金について話し合ってみてはいかがでしょうか。漠然とした不安は正確な知識を身につけることで解消されます。「どうしたらいいの…?」「分からないから不安…」という気持ちを「分かったから安心!」に変えてみましょう。最後までお読みいただきありがとうございました!
・老後の体験談やお金の基本知識を身につける
・正確な知識を身につければ不安は解消される